活動の様子
2021年07月22日(木)

コロナ禍でも、職員の勉強は重要です! ~今年度の各種研修会の状況と、今回は「こんわ会」のご紹介

  臨床心理士の諏訪部政好先生(元愛名やまゆり園園長)を講師にお招きしての「こんわ会」(年4回)は、①情報交換の場、②ともに学びあう、③特定の人や組織を攻撃しない、④得たものを各人各立場で活かす努力をする、をモットーに、さまざまなテーマで、先生のご講義、質疑応答、グループワークなどをしているオープンな勉強会です。

利用者さんのケース検討のほか、権利擁護、接遇論など、臨床心理士ならではのメニューで平成24年から続けられておりますが、昨年度は、津久井やまゆり園事件を採り上げていただくなど、時節を意識したテーマも含め、職員のスキルアップ・啓発をしていただいています。

 今年度第1回の617()は、「職員のメンタルヘルス」をテーマに「回想法」の学びと実践を行いました。高齢者処遇においてはスタンダードなカウンセリング手法である「回想法」は、①個人としては自身への安定・自尊感情の上昇、②社会的関係では、対人関係の進展、生活の活性化、社会的習慣・技術や役割の再獲得、等の効果が望めます。

参加者は少数のグループを形成し、「七五三」、「兄弟姉妹」、「こたつ」、「災害」といった回想アイテムを選択したうえで、それを語り合う、という実践を行いましたが、良くも悪くも過去の話というのは、現在の自己形成に影響していることや、ネガティブな思い出でも割と?楽しく談笑できることが実感でき、どのグループも大変盛り上がりました。

学園としては最も伝統のある勉強会の一つである「こんわ会」。諏訪部先生には、今後とも、どうぞよろしくご指導の程、お願い申し上げます。 

2021/07/22 14:41 | その他