学園内研修において最近特に力を入れている分野の一つが自閉症。昨年に引き続き、厚木ASD支援センターの坂口泰史氏をお招きし、自閉症e-サービスのアセスメントキットを用いたアセスメントや評価の方法等について学びました。
今回の研修の特徴は、実際に入所の利用者さん2名のご参加のもと、講師によるアセスメントキットを用いての実演をリアルに学んだことです。講師の坂口氏がキットを用いて利用者さんをアセスメントしている様子を拝見し、また、録画した映像によりその場で振り返ることにより、それぞれの利用者さんが、ものごとをどのような観点(※)でどのように程度理解され
ているのか、このキットを通じて比較的容易に把握することができることを学びました。
※例えば、『絵に描いた「帽子」』と、『「ぼうし」という文字』、そして、『言葉で発した「ボウシ」』がその利用者さんにとってすべて紐づいているか、あるいは、その一部は連動しているか、などを評価することにより、その利用者さんのストレングスの把握や特性に応じたコミュニケーション方法を探ることに役立ちます。