先月号でお知らせしたとおり、長らく愛の森学園に住まわれていた利用者さんが、先月、グループホームすみれ荘に引っ越されました。
そして、引越し後、落ち着いたところで…。「お父さんにもボクのグループホーム見てもらいたい」というご要望があがり、「それなら、勿論、是非見学してもらいましょう」、ということで、横浜にお住いのお父様をすみれ荘にご案内させていただきました。
共有スペースや、ご本人の居室などをご覧になったあと、スタッフから、グループホームにおける生活の雰囲気やサポート体制などについても詳しく説明させていただくと、お父様からは、「すごく安心した」とのご感想を賜るとともに、利用者さんご本人に対し「よかったな!ホームに来れて。自分のことはできるだけ自分でやるんだぞ!」とのエールが送られていました。
愛の森学園に入所されて以来、30年近くこの利用者さんとご家族をサポートさせていただいてきた筆者としては、親子でグループホーム入居を喜ばれているお姿を拝見して、時間はかかったけど地域生活への移行が実現できてよかった、と感慨深いものがあり、引き続き責任をもって適切な支援を実施していこうという決意を新たにしたところです。 [遠藤 岳洋]