愛の森学園では、毎月、土砂災害・地震・火災・夜間早朝など、様々なシチュエーションを想定した防災訓練を行っています。また、主に職員を対象としたものとして、園内の消防機器の説明会や災害内容や火災場所に応じた避難経路の説明、水消火器を使った消火訓練や非常食でお食事を準備する炊き出し訓練なども行っています。
今月は防災月間ということもあり、総合避難訓練として、火災の避難訓練と消火訓練をあわせて行いました。日中活動の時間帯に、厨房で火災が発生したという想定での避難です。
利用者さんは3階の活動場所等から、火元から遠いルートで避難を行います。第一次避難場所の園庭に集合して、職員が点呼を取ります。
そのあと、職員が交代で水消火器を使った消火訓練を行いました。10数年ほど前までは、オイルパンに灯油を入れて、実際に火を焚いて消火訓練をしていましたが、訓練時のリスクを避けるため、現在は、水消火器と炎の的(まと)を消防署から貸していただいての訓練が主流です。
各職員、普段使うことが少ない消火器の取扱いを思い出しながら訓練を行いました。火災も地震も起きないに越したことはありませんが、万一のことを常に念頭に置いておくことの必要性を感じたひとときでした。 [武藤 祐生]