ひとの顔を覚えるのが苦手で、映画やテレビに出てくる俳優さんも顔と名前が一致する方が少ない私ですが、伊藤沙莉さんは、以前から注目している数少ないおひとり。そんな彼女が、朝から、「はて?」と首をかしげているのが結構面白い朝の連ドラ。
モデルとなった方が実際に「はて?」と仰っていたのかどうかはさておき、法曹というとっつきにくい分野の課題を明らかにして、それを解決していく、ということをドラマのなかでやるための演出としては、とても気が利いているなあ、と思って感心しています。
さて、翻って我が愛の森学園。先日もこのコーナーでご紹介したとおり、今年になって、新人さんが我が学園としては大変多く入職しました。ようやく先輩職員が一緒の夜勤なども卒業し、業務の流れなどがひととおり頭に入って「独り立ち」しつつある昨今、色々「はて?」と思うこともあるようです。なんでこの業務はこういうやり方・ルールなんだろう?、あるいはこうした方が効率的なのでは?、などなど。
まだまだ新人さんなのでそれらのやり方やルールに込められた「意味や意義」を十分に体得できていない部分はあるかもしれません。一方、その逆に、学園のやり方やルールが漫然化‣陳腐化しており、本当は見直した方がよい状態になっているのかもしれません。
それらは個別に検証していく必要がありますが、少なくともそういったことを発信しやすい職場、また、それを職場や先輩が受け止め、案件によって、丁寧な説明をしたり、見直しをしたり、ということが弾力的にできる職場でありたいと思います。
ストレスなく発信できるたくさんの「はて?」が、職員間のコミュニケーション充実や職場の活性化を生み、利用者さんの生活の質の向上や、業務改善などに繋がっていけば、と思う今日この頃です。 [國分 隆之]