愛の森コラム
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2021年05月04日(火)

自粛が萎縮にならないよう、留意しつつ…

令和3年5月1日(土)

 

 

 インターネットの検索サイトに「単語」を入れると、その単語を含む熟語やフレーズが、複数リストアップされます。今話題のことば、ということでしょう。試みに「自粛」を検索したところ、「自粛警察」と「自粛疲れ」が上位に表示され、納得はするものの、すっきりはしません。

 そんな中、3度目の緊急事態宣言が東京と関西3府県に出され、ここ厚木市も、4月28日(水)から5月11日(火)までの間、まん延防止等重点措置対象地域となりました。

 「自粛」が続く世の中ですが、この1年間、私たちは、試行錯誤を重ねるなかで、「自粛のみならず工夫する!」ことを、モットーの1つとしてやってきました。利用者さんとご家族が楽しみにされている日帰り旅行は、移動手段・目的地の工夫をしながら概ね実施しましたし、日々の日課も、形を少しずつ変えつつ、極力、普段通りの生活を提供できるよう、できる限りの工夫を心がけてまいりました。

 ワクチンが全国民に行き渡るには、1年程度かかると言われています。

 「漠然とした自粛」は、「萎縮」に繋がります。様々な変異株が出てきているなかでの長期戦、感染防御への、今まで以上の意識と行動徹底を前提としたうえで、「利用者さんのQOLの維持向上」という明確な目的意識のもと、可能な限りの創意と工夫を重ねたいと思います。

 引き続きのご指導・ご支援、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

業務執行理事 國分 隆之


 

2021/05/04 12:56 | 広報委員会

2021年04月06日(火)

新年度を迎えるに当たって、そして、「リバウド防止期間」への対応につきまして

令和3年4月1日(木)

 

 相変わらずのコロナ禍ではありますが、暖かい春・満開の桜、の季節が巡ってまいりました。思い起こせば、まもなく、最初の緊急事態宣言発令から、1年となります。学園としては、これまで、広報紙「もちのき」や各種の連絡文書などをもってご家族等への情報伝達を行ってまいりましたが、必ずしも十分とは言えなかったところもありましたので、昨年4月7日の緊急事態宣言発令以降、折に触れて、新型コロナへのそのときどきの対応方針や、学園での利用者さんの生活の様子などをご家族にお知らせし、また、HPにもアップするように努めてまいりました。

 引き続き、ご家族等をはじめとする関係ご各位に対する適時適切な情報提供を目指し、気を引き締めてまいる所存です。

 

 さて、現在、首都圏では、緊急事態再宣言は解除されたものの、「リバウンド防止期間」として、引き続き、適切な感染防御策等の取組みが求められているのはご案内のとおりです。学園では、現下の状況を踏まえての当面の対応方針を決定いたしましたので、あわせて、以下に記します。

 今年度も、ご指導ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

「リバウンド防止期間」である現在における当面の基本的対応方針

 

1 感染防御策の引き続きの再徹底

   〇 従前より徹底を心掛けている各種感染防御策は、緩めることなく継続します。

 

2 感染防御に関する、ご家族への各種お願いの継続

 〇 年末よりご家族等にお願いしている

  イ 利用者との面会制限【2階玄関口でのガラス越しの面会

  ロ 利用者の帰省時等に備え、ご家族におかれても「健康・行動記録」の徹底

  については、誠に恐縮ながら、当面継続させていただきたく、ご理解をお願い申し上げます。

 

3 園庭に設置した「プレハブハウス」での、ご家族・利用者の面会実施等

 〇 今般、国の補助金を得て、園庭に、面会・小会議等が可能な8畳程度のプレハブハウスを設置しました。学園施設への入館は引き続きご遠慮いただいておりますが、ソーシャルディスタンスを保ったうえで、プレハブハウス内で利用者さんとのひとときを過ごしていただくことは可能です。事前にご連絡のうえ、是非、ご利用ください。

 

4 感染防御策等を精査しつつの、外部講師日課等の再開

 〇 外部講師の皆様による各種日課や、サービス向上等のための職員研修等は、利用者さんの生活の質の維持向上のために不可欠なものですが、緊急事態宣言中は中断せざるを得ませんでした。一方、まだまだ長期的な対応が求められる中、このまま中断し続けることは適切ではありませんので、以下のような考え方のもと、日課や研修等それぞれの特徴を踏まえ、適宜やり方の見直しをしながら再開する予定です。

  ① 園庭で実施できるものは、園庭で実施する。例:エアロビ

  ② 森の里公民館にて、ソーシャルディスタンスを保って実施する。例:職員研修会

  ③ 少人数のものは、プレハブハウスを利用する。例:英会話

  ④ 従来のやり方を丁寧に見直し、「密」にならないような実施方法を模索する。

 

5 ご家族へのきめ細かな情報提供等

 〇 引き続き、様々な手段を通じ、丁寧な情報提供等に努めます。

 

業務執行理事 國分 隆之

 

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2021/04/06 19:57 | 広報委員会

2021年03月01日(月)

ワクチンの話題が多くなってきました

令和3年3月1日(月)

 

 一部地域で緊急事態宣言期間が終了した一方、首都圏は果たして今週末に解除となるのか、予断を許さない今日この頃。幸い、学園では、利用者さん・職員とも、引き続き感染者は発生しておりませんが、前回の本欄でも書きましたとおり、周辺での感染事例等が散発するなか、宣言解除の如何にかかわらず、感染防御策の徹底を心掛けているところです。

 ところで、昨今の報道では、ワクチン接種関係が多くなってきているのはご案内のとおりです。医療関係者の先行接種開始、とか、次なる優先順位である高齢者は4月から、等々、様々な情報が明らかになってきつつあります。

 現時点では、行政から特段の情報提供はありませんが、厚労省HPなどを拝見しますと、障害者支援施設等の入所者や従業者に関する情報も、徐々にアップされてきています。

 学園の状況に即してざっと概観すれば、① 高齢者に該当する利用者さん:優先接種、② 基礎疾患を有する利用者さん:優先接種、③ ①・②以外の利用者さん:一般接種と同様、④ 施設業務の従事者:優先接種、と優先度合いに応じたグルーピングが若干ややこしく、また、接種場所も、施設?、公民館等?、あるいは医療機関?、のいずれなのか等々、今後自治体が決定することとなっています。通所の利用者さんへの対応方法も、今後の課題です。

 とりあえず、入所とグループホームの利用者さん50余名についてざっと調べたところ、優先接種の対象となり得る方もそれなりの人数おられることが分かりました。

 我々が現時点でできることは、情報を早めにキャッチし学園として行うべきことを予めイメージしたうえで、行政からの通知等があった際に迅速・正確に対応することにより、希望する利用者さんへの接種ができる限り早くできるよう、心構えをしておくことかと考え、嘱託医の先生との情報交換等も密にしながら、まずは、色々と勉強しているところです。

 接種に当たっては、ご家族その他身元引受人等の方には、同意手続きへのご協力依頼なども必要になると思いますので、その際は、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 収束に向けての切り札たるワクチンには勿論期待したいところですが、行き渡るまでにはまだまだ時間がかかります。「感染防御の徹底」と「利用者さんの生活の質の維持向上」が両立していけるよう、引き続き、精進してまいります。御指導・御支援等、よろしくお願い申し上げます。

 

業務執行理事 國分 隆之

2021/03/01 18:12 | 広報委員会

2021年02月01日(月)

「緊急事態再宣言」から3週間を迎えた学園風景

令和3年2月1日(月)

 

 緊急事態再宣言から3週間あまり、ワクチンの話題などに一筋の光明があるようにも思いますが、まだまだ先の見通せない閉塞感に覆われている、というのが、昨今の偽らざる実感かと存じます。

 いわゆる「第三波」と言われる現在は、第一波とは比べものにならない感染者数・重症者数・死者数、感染経路不明のケースや医療福祉施設におけるクラスターの増加、様々な後遺症の存在に関する指摘、感染力が強いと言われる英国変異種等の国内発生、などなど、全くもって予断を許さない状況が続いております。

 幸いにして、我が愛の森学園においては、引き続き利用者さん、職員ともに、感染者は発生していませんが、それでも、周辺は非常にざわついています。現に先週から本日にかけても、利用者さんの勤務先や通所先関係などで感染者が発生、とか、職員のご家族の体調が悪い、ご家族の勤務先で発生した、等々、複数の関連ケースのフォローに追われています。1件1件について、衛生委員会メンバーを中心に、情報を入手し、必要に応じ職員の自宅待機やPCR検査の実施等を行いつつ、様子を見る、という対応です。

 一方で、外部講師の先生方の専門知識・技術をベースとした日課を中止せざるを得ない状況のなか、職員の創意工夫によって、利用者さんの日々の生活を如何に活性化していけるか、という課題にも引き続き取り組んでいかなければなりません。

 延長されそうな緊急事態宣言、長期化が予想されるコロナ対応、のもと、感染防御策の徹底と、利用者さんの日々の生活の質の維持、という2つの命題をなんとか達成できるよう、引き続き、できる限りの知恵を絞っていきたいと考えています。

 

業務執行理事 國分 隆之

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2021/02/01 23:02 | 広報委員会

2020年12月31日(木)

新年の願いごと

令和3年1月1日(金)

 

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は大変お世話になりました。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 何でも分からないことはネットで安易に調べてしまう昨今にちなみ、「初詣」「願いごと」「ランキング」でクロス検索してみました。いくらでもあるかな、という予想に違え、検索ワードの設定が下手だったのか余りヒットしませんでしたが、数年前に、あるブログが調査した結果が見つかりました。

 曰く「1位:健康・家内安全」、「2位:学問・仕事」、「3位:恋愛・結婚」……、だそうです。

 まあ、最大公約数的な内容、順当な結果、と、改めて納得しましたが、価値観やライフスタイルが多様化するなかでは、このそれぞれの項目の具体的な中身については、願い人によって大きく異なり、また、多様化しているのだろうな、などと、想像した次第です。

 

 ところで皆さん、実際に行くかどうかは別として、今年、初詣に行ってお願いごとをするとすれば、なんでしょうか。「1つだけこれを」という方は勿論、「いくつかまとめて」の方もおられるかもしれません。

 しかし、神様が複数のお願いを聞いてくださるとすれば、いくら多様化した世の中とはいえ、今年の「願いごと」に含まれることの圧倒的第1位は、おそらく、日本中、いや、世界中の人々も共通なのではないでしょうか(某超大国に住まわれるごく?一部の人々?(笑/失礼)を除けば…。)。

 「世界中の人が同じ願いごとを(多分)する」。これは、昨今の複雑な世界情勢(一寸大げさかな(汗))に鑑みれば大変に珍しいことかと思います。それだけ、現在、世界が局面している事態が大変なことであると思いますし、医学的、社会的、政策的に、色々な対策が講じられているなか、そろそろ先が見えてきてくれれば、と心より願うものです。

 

 翻って学園では、昨年末、徹底した対策を再確認ししたうえで、ご家族などにもお知らせし、なんとか今回の大波をやり過ごそうとしているところです。神頼みのみでは勿論いけませんので、そのときどきに応じた対応を緊張感をもって行い、利用者さんの笑顔が絶えない学園を、引き続き目指していきたいと思います。

 本年も、旧年に増してのご指導・ご鞭撻や叱咤激励、そして、ご支援・ご声援をお願いするとともに、皆様の御健康・御健勝を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

追記 私たちが住むのは「言霊の国」。言葉に出せば出すほど存在感が増してしまいますので、いい加減、早期のご退散を祈念すべく、今回のコラムでは、この1年、聞かない日のなかった「例のもの」の直接的名称の言及は避けてみました。

 東京オリンピックの頃までには、「コロ」っといなくなっていただければいいです「ナ」…(笑)

 

業務執行理事 國分 隆之

2020/12/31 09:57 | 広報委員会

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