愛の森コラム
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2023年10月03日(火)

二か月続けてのコロナ対応

5月のGW明けに「2類相当」から季節性インフルインザ同等の「5類」となって4か月余りの新型コロナ…。世間ではマスクをしている人が目に見えて減ってきていますが、福祉医療施設関係ではなかなかそうもいきません。今年は季節性インフルもなんだか頑張っているようでそのようななか、愛の森学園も「第9波」の波をもろに被ってしまいました。先月号では、男性寮(あずさ寮)で1名のコロナ発生に留めたというお話をご報告させていただきましたが、9月半ばからは、女性寮(ふれあい寮)の入所利用者さんお一人の発熱確認を皮切りに、1週間弱で女性入所利用者さん16名中12名、短期利用者さん1名、職員5名の感染を見るに至りました。

 幸いにして重症化する方は全くおられず、殆どの方が微熱と軽い風邪症状、もしくは無症状であり、また、女性の入所利用者さんにはご不便をかけましたがふれあい寮の閉鎖(生活のすべてを寮内で完結)を行ったことにより、男性入所利用者さんに感染が広がることはなく、入所利用者さん40名全員が感染した昨年2月のような大規模クラスターに至ることはありませんでした。

 新型コロナウイルス感染症が出現するまで、学園においてケアすべき感染症の大所といえば、季節性インフルエンザとノロウイルスでした。

これに、今後しばらくは?、コロナ対応が通年で続くとなると、ちょっとやり切れない気持ちになることもありますが、緊急事態宣言中も「自粛より工夫!」のモットーを掲げて、できる限り通常生活の維持を目指してきた愛の森学園としては、なんとか、今後も乗り切っていきたいと思います。

 とはいえ、9月は多くの日課やイベントが中止・延期となってしまいました(4頁参照)。

 10月は、学園としての秋の一大フェスティバル「森のカーニバル」が予定されています。


 今年は近隣のお客様もできる限りお招きし、皆さんとの楽しいひとときを過ごせれば、と思い、準備にとりかかっているところです。

                                                                                                 [遠藤 岳洋]

2023/10/03 11:41 | 施設長のコラム

2022年08月07日(日)

コロナとともに過ごす3度目の夏

令和4年8月1日(月)

全国で20万人、神奈川県内も1万5千人超、と、新型コロナ「BA・5」の「第7波」における感染力には目を瞠るものがあります。

 学園においても、7月31日(日)現在、通所の利用者さん1名と、男性支援職員1名の計2名がコロナ陽性判定となり自宅療養中です。そのほか、同居家族のコロナ陽性判定により自宅待機となっている職員がここのところ常に少人数発生している状況。幸いにして、重症化している者はいませんが、「第7波」の威力をひしひしと感じている次第です。

 学園周辺での事例はいずれも家庭内感染ですが、「BA・5」のすごさは、皆さん一通りの感染防御策を講じている中で、それでも、防ぎきれない場合がある、ということでしょうか。「これは」という特効策がない以上、不織布マスクや手洗い等の推進、ソーシャルディスタンスの確保、そして、猛暑ではありますが有効と言われている「換気」の実施、等の基本を、職場で、家庭で、繰り返し注意喚起しあい、徹底することに尽きるかな、と考えます。

 コロナとともに過ごす(ふぅ~~っ)3度目の夏、これは対策のマンネリ化との戦いでもあります。政府においては感染症としての位置付けの変更も検討されているようですが、まずは、引き続き、感染予防に気を引き締めていくとともに、入所利用者さん等の4回目の接種に向けての準備を進めていく所存です。

 

理事・施設長 遠 藤 岳 洋

2022/08/07 21:51 | 施設長のコラム

2022年06月16日(木)

目撃者責任!? ~日々の気付きからできることを~

令和4年6月1日(水)

 

 施設長拝命から早や2か月。四半世紀と長く愛の森学園で勤めてきたとはいえ、施設長という新たな重責は、緊張感と使命感をヒシヒシと感じさせる日々に(汗)。まずは「形から」でも施設長を実践している小心で若輩者の私が先日、一寸と脱帽な光景を目撃致しましたので、目撃者視点の責任にて、ご報告します。

 愛の森学園を市道から右折し1階正面の入口に向けて入りますと、右側に園庭との境のフェンスがあります。よく見るとこれが随分と劣化し錆も多く浮いていました。それに気付いた送迎&日中活動担当の某非常勤職員が、「ペンキ塗りを是非やらせて欲しい!」ということで、GWの合間にフェンスの塗り直しに従事。多趣味なお二人の慣れた手つきで見違えるほど白く綺麗になったフェンス。園庭の除草作業も行ってくれました。

 各職員には、「常勤」「非常勤」や「担当」「役割・係」といったそれぞれの立場性があります。ただ、自分が属さないような業務内容であっても、日々の気付きや迅速的な対応力(実践)が、利用者さんの生活の質の向上に繋がることも多々あります。それらのことも広い意味では学園を構成する重要な仕事ですし、時間外や休日であれば、それは立派なボランティア!

 非常勤のお二人の気持ちと実践を大変嬉しく思い、感謝しつつ、そして自らも目の前の「仕事」に留まらず、全体に目配りしながら、日々、実践していきたいと思った次第です。

 

理事・施設長 遠 藤 岳 洋

お知らせから抜粋お知らせから抜粋

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2022/06/16 18:02 | 施設長のコラム

2022年06月16日(木)

施設長就任のご挨拶

令和4年4月1日(金)

 

 この度、令和4年4月1日より愛の森学園の施設長を拝命することになりました。私はまだ20歳であった平成9年4月より愛の森学園の支援職員(当時は指導員)として入職し、早25年の年月が経過致しました。この間、様々な時代の流れや変化の中で、利用者さんと、苦楽をともに過ごしてきた時間でもありました。

 

 これからの愛の森学園は利用者さんの加齢化や障害形態の多様化など、さまざまな課題やニーズに向けて具体的な取組みを実践していかなければなりません。そのような中、私のような若輩者が施設長の任を預かるということに対し、大きな緊張と責任を感じているところでありますが、社会福祉法人愛の森の利用者の皆様、身元引受人の皆様、その他関係する皆様方のご協力を頂きながら、よりよい施設運営に努めてまいりたいと存じます。

 

 引き続きよろしくお願い致します。

 

理事・施設長 遠 藤 岳 洋

2022/06/16 17:57 | 施設長のコラム

2022年03月31日(木)

辞任のご挨拶

令和4年3月31日

 

 この度3月末日を以って施設長を辞任いたすこととなりました。

 前任の星野茂さんが亡くなって3年8ヶ月の歳月が流れました。

星野さんが急死され後任のご指名を受けて、星野施設長の18年の長きにわたり培ってきた福祉に対する思いを如何に護り、発展されていくかを大事にして

これまでやってきました。

  『常に利用者を主役に考えること』

  『利用者の人権擁護に徹すること』

  『保護者・後見人との信頼関係を大事にすること』

  『地域との関係を大切にすること』

  『職員相互の関係を大切にすること』

  『福祉の仕事に携わる者の使命感を日々忘れぬこと』

 他にもまだ大切なことがあったかと思いますが、上記を念頭に置いて今日ま

でやってまいりました。

 これを愛の森学園の伝統、基本として、これからも大切にし、次世代の職員が

引き継いでいっていただくと共に、これを昇華していただくことを願っております。

 この2月3月は新型コロナウィルスのクラスターが愛の森学園にも発生して、

大変な状況になりましたが、職員一丸となって対応し、重症者を出すこともなく

乗り切ることが出来ました。職員皆様にはそのご尽力に感謝いたします。

 未だコロナ禍が終息しない中の大変な時期に辞めるのは、大変心苦しいので

すが世代交代して、新たな愛の森学園を目指し飛躍して欲しいと願っております。

 愛の森の土を踏んで18年、長いようで短い時間でありましたが、大変お世話

になりました。ありがとうございました。

 利用者・職員・保護者・法人の他関係者も皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

佐藤 忠紘

2022/03/31 17:17 | 施設長のコラム

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