近年、愛の森学園では利用者さんの状態像や支援ニーズに基づいたテーマを設定し施設内研修会を、原則として毎月実施しています。
今年度もその第1回目としてテーマを「自閉症」と定め、元愛の森職員畑山伸也氏(現※やまびこ工房管理者)を講師としてお招きし、自閉症をお持ちの入所女性利用者3名について、課題などの整理を行いました。
※やまびこ工房:(福)風の谷が相模原市で運営を実施する自閉症専門の通所生活介護事業所及びグループホーム
恒例の夕方からの研修会ではありましたが、新任職員を含む多くの支援職員が参加され関心の高さが伺えます。講師が一方的に講義をすすめるのではなく、現場での現在の取組みや職員の意見などを聞きつつ、解決にむけたヒントをみんなで探っていくカンファレンスは、職員にとっても好評です。今回もそれぞれのケースにお
いて、支援におけるいくつかのヒントを得ることができました。
自閉症のお持ちの利用者さんにとって、過ごしやすい学園生活になるよう、今回の研修会で得たヒントに基づいて適切な支援を実施してまいります。 [遠藤 岳洋]