愛の森コラム
[1]   2   3   4   5   >>   [最後]
2024年11月01日(金)

読書「週間」を機に、再度「習慣」としたいものですが…。

断捨離というほどではないですが最近実家の片付けをしていて、幼少期から青年期にかけての本がどっさり出てきました。小説、新書、漫画から学生時代の教科書‣若干の専門書?に至るまで、懐かしいものから記憶にないものまで、あるはあるは…。昔は、長い通学通勤時間、ほぼ必ず何らかの本を読んでいたことを、久々に思い出した次第です。

 10月は「新聞週間」、「読書週間」がともに設定されていますが、ここのところ、見方が悪いのかどうか、それに関する報道もあまり見かけませんし、本厚木駅から学園までに乗る神奈中バスでも、本や新聞を読んでいる人は、せいぜい一人か二人、というのが実情です。

 とはいえ長年の習性には逆らえず、週刊誌や新聞などで一寸気になる本の記事があったりすると、つい買ってしまうので、「積ん読」どころか、「買っとく」、「放っとく」本ばかりが相変わらず増えています。

 せめて、(福)愛の森の仕事を始めるようになって、利用者さんの特性や特徴を理解するために買った本は少しずつでも読まなければ、と思う今日この頃です。                   [國分 隆之]

2024/11/01 18:21 | 理事長のコラム

2024年10月02日(水)

新紙幣発行に思う

新しい紙幣が発行され、手にすることが多くなった。これが新紙幣か。慣れていないので、この紙がお金として通用するのかどうか不思議な気もする。ためらって以前から使っている紙幣で支払う。だがいずれ渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎に馴染む。紙幣なんて日頃まともに見ていないが、それでも馴染む。

 紙幣には高度な偽造防止技術が施されているが、普通の人が、このお札、何かおかしい、と気づくのは、紙幣の顔に違和感を抱くのが端緒だという。肖像画は社会の象徴の一つであるとともに偽造防止技術であり、日頃意識して見ていないにしても、この紙幣、変、と気づく。

 そのように気づいていただくよう、紙幣を製造する国立印刷局は優れた描き手と高度な印刷技術で肖像画を描く。描き手には絵が上手いというだけでなれるものではなく、美術の専門教育を受けて職員になっても肖像画を担当できないままに終わる者もいると聞く。日頃見ていないのに、変と気づかせる一本、一本の線の肖像画。

 しかし紙幣を手にする人々が本当に見ていなければ偽造に気づかない。見ていないようで見ているから気づく。我々の暮らしの中で、見ていないようで見ている、ということは実は少なくないように思われる。                               [古谷 雅彦]

2024/10/02 10:26 | 未分類

2024年09月02日(月)

台風10号の被害に見舞われている方々に、心よりお見舞い申し上げます

本稿作成時点(8月31日(土))において、まだ、台風10号は日本列島を縦断中であり、被害が極力少なくすむことを祈るばかりです。

 (福)愛の森の運営する諸施設等が所在する厚木市では、29日(木)の夕方あたりから雨が強くなり、一晩降り続いた結果、行政による避難情報等が発令されるに至りました。

 このため、30日(金)は早朝から、各運営施設と連絡をとりつつ、状況の把握‣共有につとめ、対応を行っていきました。

 運営するグループホームの一部がいわゆる「土砂災害警戒区域」に該当し、「土砂災害警戒レベル4」(避難指示)となったため、利用者さんに学園本体施設に避難していただいたり、特に近隣で被害の大きい伊勢原方面の就労事業所に通われるグループホーム利用者さんの出勤停止連絡、施設見学の予定があった学校様との見学延期調整や、介護体験実習生の実習延期などを、早々に決定‣実施していきました。通所サービスについては、ご家族の都合等もありますので、天気予報や送迎ルートなど十分配慮したうえで、中止せずに実施いたしました。

 そのほか、学園での一時的な停電(数分程度)もありましたが、幸いにして、利用者さん、職員ともに、怪我をするなどの被害に逢うことはありませんでした。いずれにせよ、周辺地域において河川の急激な増水‣道路の冠水‣土砂崩れの発生等があるなか、久しぶりに学園としても大きな対応を求められた事案となりました。

 台風の季節はまだしばらく続きます。この夏は久しぶりに大きな地震もありました。利用者さんと職員の安全確保のため、引き続き緊張感をもって、対応します。         [遠藤 岳洋/國分 隆之]

2024/09/02 18:14 | 理事長のコラム

2024年08月01日(木)

持続的かつバランスのとれた感染症対策を目指して

Q  (福)愛の森では、新型コロナウイルス感染症対策について、職員のマスク全面装着を一部緩和するなど、その見直しを行ったようですが、その考え方を教えてください。

A  世界的なパンデミックを経て、2類から5類への変更となって1年余り。新型コロナの前と今とでは、生活習慣や街の雰囲気に至るまで、世の中が大きく変わった部分もあります。

 そのようななか、私たちは今、新型コロナをはじめとする感染症と共存しつつも、「普通の日常」を取り戻すことが必要であると考えています。

 不織布マスクは感染や拡散の防止に一定の効果がある一方、一部の自閉症の方々における感覚処理への影響や、様々な特性をお持ちの方々との円滑なコミュニケーションに難が生じたり、と、利用者さんの生活の質に直結する課題も多いと言われています。

 愛の森は、入所‣通所‣GH‣相談という様々な支援を実践する日常的な生活空間です。お互いの表情や口元を見ながらの「普通の生活」を徐々に取り戻す必要があると考え、7月からは、食事支援時等一部の業務を行うとき以外にはマスクを極力外していこうとしています。

Q  とはいえ、現在、定点医療機関あたりの感染者数が10名を超え、さらに増えています。

A  マスクについていえば「常に必ず装着」という以前の対応とは一線を画しつつも、今週から装着範囲を拡大する等、市中感染状況に応じた機動的な対応を行っています。また、換気や消毒等については、従来どおり徹底します。

 これからも、専門家やご家族等のご意見も伺いながら、そのときどきに応じたバランスの取れた対応をしていきたいと考えています。ご理解‣ご協力をお願いします。   [國分 隆之]

続きを読む...

2024/08/01 18:43 | 理事長のコラム

2024年07月01日(月)

はて?

 ひとの顔を覚えるのが苦手で、映画やテレビに出てくる俳優さんも顔と名前が一致する方が少ない私ですが、伊藤沙莉さんは、以前から注目している数少ないおひとり。そんな彼女が、朝から、「はて?」と首をかしげているのが結構面白い朝の連ドラ。

 モデルとなった方が実際に「はて?」と仰っていたのかどうかはさておき、法曹というとっつきにくい分野の課題を明らかにして、それを解決していく、ということをドラマのなかでやるための演出としては、とても気が利いているなあ、と思って感心しています。

 

 さて、翻って我が愛の森学園。先日もこのコーナーでご紹介したとおり、今年になって、新人さんが我が学園としては大変多く入職しました。ようやく先輩職員が一緒の夜勤なども卒業し、業務の流れなどがひととおり頭に入って「独り立ち」しつつある昨今、色々「はて?」と思うこともあるようです。なんでこの業務はこういうやり方・ルールなんだろう?、あるいはこうした方が効率的なのでは?、などなど。

 まだまだ新人さんなのでそれらのやり方やルールに込められた「意味や意義」を十分に体得できていない部分はあるかもしれません。一方、その逆に、学園のやり方やルールが漫然化‣陳腐化しており、本当は見直した方がよい状態になっているのかもしれません。

 

 それらは個別に検証していく必要がありますが、少なくともそういったことを発信しやすい職場、また、それを職場や先輩が受け止め、案件によって、丁寧な説明をしたり、見直しをしたり、ということが弾力的にできる職場でありたいと思います。

 ストレスなく発信できるたくさんの「はて?」が、職員間のコミュニケーション充実や職場の活性化を生み、利用者さんの生活の質の向上や、業務改善などに繋がっていけば、と思う今日この頃です。              [國分 隆之]

2024/07/01 10:48 | 理事長のコラム

[1]   2   3   4   5   >>   [最後]