即位の礼の儀式形態は、平安時代から続くものだという。
朝からの雨風が儀式に合わせるかのように止み、式中は皇居を囲むように関東に虹が出ていたのだから、やはり日本は神話の国なのだなぁと、妙に納得をしてしまう。 式典には皇族の他閣僚・関係者が立ち並び、日本という国の一大イベントであった。
愛の森学園の一大イベントは即位礼の数日前、10月19日に行われた。森のカーニバルだ。今年は週間天気から雨予報が変わらず、室内での開催と早々に決定をした。開催中は雨もやみ、晴れ間ものぞく秋晴れの空のもと、皆さんに楽しいひと時となった。
季節は巡り、早くも年末の気配を感じるようになってきた。この季節は毎年、感染症への対策と、情報収集に余念がない。愛の森学園に於いてはありがたくも近年は目立った感染症の流行なく、過ごすことが出来ている。しかし今年のインフルエンザは夏休み明けの9月から、発症の噂を聞く。毎年確実に齢を重ね、少しずつ抵抗力の弱くなっていく方が増える中、爆発的な感染症の流行は是が非でも避けたいものだ。
世界的にパンデミックに見舞われた2009年に、今年は傾向が似ているらしい。7月・8月頃から沖縄を皮切りに発症者が増えている為だと言う。ちなみに今年も流行が予想される最も多い型は、A型という情報だ。
2009年、愛の森学園がどうであったか。振り返ってみると、やはり例にもれず、インフルエンザが流行している。またこの年は新型インフルエンザが流行しており、1月の中旬頃から新型インフルエンザに対応するワクチンの接種もしていた。それでも次々と感染者が増え、通所を一時閉鎖し、職員はその対応をしながら自身も感染する…という、施設としてはありがちな、しかし大変な騒ぎがひと月ふた月と続いていた。
今年の当園でのインフルエンザの予防接種はまだ実施されていないが、ワクチン接種以外にも、消毒液を従来よりも濃いものに替える等の対策を始めている。
感染症には15分に1回の水分摂取が効果的だ、ヤクルトに効果がある、名札のように提げるものは効き目がある等…と、毎年様々な対策について報じられる。神話のような現実とのギャップはないので効果を期待しつつ、出来る予防をコツコツと、これから来る冬を、今年も元気に乗り越えていきたい。
職員O