「新しい元号は平成『へいせい』であります」
今から30年前、1989年1月7日に故小渕恵三官房長官が記者会見で新元号を披露した。毛筆で書かれ額縁に入れられた「平成」は今も強く印象に残っている。
あれから30年、2019年5月1日いよいよ新たな時代の幕開けとなる。
1988年に開所した愛の森学園にとっても平成時代の馴染みは深く、ともに歩みを進めてきたことになる。
ちょっと振り返るが10年前の2009年度始めに、コラムにて「所信表明」ならぬ「初心表明」を先代施設長はこのように記した。
①現在愛の森で支援しているすべての利用者の自己決定、自己選択を最優先する。
②新しい利用者(通所・短期入所、ホーム等)を求め、最大限門戸を開放する。
③次年度(2010年)新ホーム整備の計画を立て、利用者の流動化を促進する。
おさらいすると、自己決定・自己選択は可能な限り支援に反映したであろう。
2013年4月に新作業棟を竣工し、生活介護の定員も増員、利用者も職員も多くなった。
新ホームに関しては、候補地選定まで進んだものの、設置には至らず。
10年一昔とはよく言うものであるが、「ついこの前だったような・・・」と思うところが時の流れの速さに驚きを隠せないのである。
さて、新しい時代の幕開けに相応しい「所信表明」ならぬ「初心表明」は・・・
①現在愛の森で支援しているすべての利用者の意思決定支援を最優先する。
②入所利用者の高齢化対策を具体化・具現化する。
③社会福祉法人として地域における公益的な取り組みを実施する。(社会貢献)
時代は確実に時を駆け抜け、法も制度も変貌を遂げる。そんな時代性に相応しい「初心表明」(あくまでも個人の想いです)をここに記すこととする。
今年度も愛の森学園をよろしくお願い致します。
愛の森学園 職員・E