愛の森コラム
2024年10月02日(水)

新紙幣発行に思う

新しい紙幣が発行され、手にすることが多くなった。これが新紙幣か。慣れていないので、この紙がお金として通用するのかどうか不思議な気もする。ためらって以前から使っている紙幣で支払う。だがいずれ渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎に馴染む。紙幣なんて日頃まともに見ていないが、それでも馴染む。

 紙幣には高度な偽造防止技術が施されているが、普通の人が、このお札、何かおかしい、と気づくのは、紙幣の顔に違和感を抱くのが端緒だという。肖像画は社会の象徴の一つであるとともに偽造防止技術であり、日頃意識して見ていないにしても、この紙幣、変、と気づく。

 そのように気づいていただくよう、紙幣を製造する国立印刷局は優れた描き手と高度な印刷技術で肖像画を描く。描き手には絵が上手いというだけでなれるものではなく、美術の専門教育を受けて職員になっても肖像画を担当できないままに終わる者もいると聞く。日頃見ていないのに、変と気づかせる一本、一本の線の肖像画。

 しかし紙幣を手にする人々が本当に見ていなければ偽造に気づかない。見ていないようで見ているから気づく。我々の暮らしの中で、見ていないようで見ている、ということは実は少なくないように思われる。                               [古谷 雅彦]

2024/10/02 10:26 | 未分類

2023年07月03日(月)

たくさんの楽しい日々と思い出を、ありがとうございました

社会福祉法人愛の森を設立して以来36回目の事業報告を行ったこの6月 の役員会におきまして、私は理事長職を退任することといたしました。 福祉制度について何も知らなかった私ですが、歴代の役職員や関係の 方々に支えられ、なんとかここまでやってくることができました。 そしてなによりも子どもたちとのふれあいに癒され、また、保護者の皆さんとの語 らいや交流を通じて、充実した日々を過ごすことができました。日々の生活から 旅行やイベントなどに至るまで、実にいろいろなことがありましたが、楽しい思い出 をつくっていただき、心から感謝しております。 私は、愛の森学園を開設して、本当によかったと思っています。 今回の役員会で、しっかりした後継体制を作っていただきましたので、今後は、 学園の発展を、親しく見守らせていただこうと思います。 皆さん、本当にありがとうございました。

         

                                                                                                                                                                   令和5年7月

                                                                                                                                                                                                                   社会福祉法人愛の森

                                                                                                                                                                                                                  前理事長 濱田 八重子

続きを読む...

2023/07/03 17:06 | 未分類

2023年06月01日(木)

「もちのき」を復刊します!【復刊第42号=お知らせ第49号】

(福)愛の森の広報誌「もちのき」は、学園開所から間もない昭和63(1988)年7月にわら半紙 に手書きという手作り感あふれる媒体として創刊され、その後何度か休刊、復刊を経て、平 成12(2000)年8月発行の「第1号」が現在の通巻番号の初号となっております。 現「もちのき」は概ね年2回程の刊行を継続し第40号からカラー版となっておりましたが、 令和2(2020)年4月の新型コロナ緊急事態宣言発令に際し、ご家族等へのよりリアルタイム での情報提供を目指し月刊(発令当初は月2~3回発行)での「お知らせ」を発行していた 関係で、「もちのき」は中断しておりました。 新型コロナの感染症分類も変更し、以前 の日常へと戻りつつある現在、「お知らせ」 の発行趣旨であるご家族へのリアルタイム の情報提供、という精神は受け継ぎつつ、 広報誌「もちのき」の名称を復活させ、「お知 らせ」同様、毎月の広報・情報誌として、再 スタートすることといたしました。 今後とも、ご愛読のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。2

                                編集長 國分 隆之

続きを読む...

2023/06/01 17:23 | 未分類

2020年10月19日(月)

日々の生活のなかでのPDCA

※現在、HP内容の抜本的充実に向けての経過期間中であり、過去の記事とリアルタイムの記事が混在して掲載されていますがご了承ください。なお、ホームページ活性化にむけて をあわせてご参照ください。

 

 すっかり涼しいどころか、ちょっと肌寒い日もある今日この頃、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

さすがに最近では、新聞の一面に関連記事がない日もありますが、その一方で、新型コロナ対応もすっかり生活の一部となってしまい、日々の生活ぶりがこれほどまでに変容するものかと改めて感じている今日この頃です。

  福祉の世界でどの程度浸透しているかはよくわかりませんが、製造やサービスにおける品質管の手法の1つとして、「PDCA」というものがあるのはご存じの方も多いと思います。                                                             

『Plan(計画)⇒Do(実行)⇒Check(評価)⇒Act(改善)の4段階』を繰り返すことによって、業務を継続的に改善することと一般的には説明されています。

 学園でも、最近、よく、幹部会議などにおいて、「PDCAをきちんと回して」などと言うことがありますが、実際にはなかなか簡単なことではありません。学園では、去る9月初旬にも今年度何度目かの感染防御策一斉点検を実施いたしましたが、新型コロナ対策をこの半年以上に渡ってやってみて思うのは、知らず知らずのうち、この分野では、いわゆるPDCAを実行しているかなということです。

 感染症の特徴がよくわからない時期、緊急事態宣言の時期、解除後の初期、そして、徐々に市中感染は減りつつあるものの長期対応を求められる時期等。

世間では『「感染防御」と「経済のバランス」』などということが言われますが、学園では、『「感染防御」と「利用者さんの自由闊達な日常生活」の両立』が課題です。外部状況である新型コロナの状況に応じ、やるべきこと、注意すべきことを明確に認識し、弾力的な対策を一応、それなりに講じてこられたのではないかと思っています。

 長期化対応が求められるなか、思考停止に陥らず、状況を見極めた対策や対応を機動的に講じていくということを常に肝に銘じたいと思います。

                                                                業務執行理事 國分 隆之

2020/10/19 13:26 | 未分類

2020年10月05日(月)

「暑さコロナも彼岸まで!」とはいきませんが・・・

 「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、この上ない猛暑であった今年も、ようやく、涼しくなってまいりました。まだまだ台風や大雨が心配ではありますが、まずは、ほっと一息、と思いつつも、「コロナ」の方は彼岸までとはいかないようです。

 

 私事ですが、先日、今年はレアなプロ野球の切符がたまたま当たったので、1年ぶりに球場に足を運びました。入場に際しての検温は勿論ですが、入場者全員のIDの登録、1つ置きの座席、トイレにおける動線の規制等々に至るまで、非常にきめ細かい、というか、ある意味では失礼ながらちょっと鬱陶しいまでの徹底ぶりでした。

 

 お金をとってお客さんを受け入れる、ということに際しての厳しい姿勢に改めて感じ入るとともに、我々も、十分やっているようでも、逐次の見直し、そして、他業界も含めた様々な取組みへの学びの姿勢など、得るものが多いなと思いつつ、野球観戦と冷たいビールのひとときを楽しませていただきました。

 

 久々のリフレッシュを踏まえ、毎度のことでありますが、愛の森では、「感染防御と利用者さんの生活の質の両立」、「自粛ではなく工夫!」を徹底する所存です。

 

業務執行理事 國分 隆之

2020/10/05 14:05 | 未分類