本稿作成時点(8月31日(土))において、まだ、台風10号は日本列島を縦断中であり、被害が極力少なくすむことを祈るばかりです。
(福)愛の森の運営する諸施設等が所在する厚木市では、29日(木)の夕方あたりから雨が強くなり、一晩降り続いた結果、行政による避難情報等が発令されるに至りました。
このため、30日(金)は早朝から、各運営施設と連絡をとりつつ、状況の把握‣共有につとめ、対応を行っていきました。
運営するグループホームの一部がいわゆる「土砂災害警戒区域」に該当し、「土砂災害警戒レベル4」(避難指示)となったため、利用者さんに学園本体施設に避難していただいたり、特に近隣で被害の大きい伊勢原方面の就労事業所に通われるグループホーム利用者さんの出勤停止連絡、施設見学の予定があった学校様との見学延期調整や、介護体験実習生の実習延期などを、早々に決定‣実施していきました。通所サービスについては、ご家族の都合等もありますので、天気予報や送迎ルートなど十分配慮したうえで、中止せずに実施いたしました。
そのほか、学園での一時的な停電(数分程度)もありましたが、幸いにして、利用者さん、職員ともに、怪我をするなどの被害に逢うことはありませんでした。いずれにせよ、周辺地域において河川の急激な増水‣道路の冠水‣土砂崩れの発生等があるなか、久しぶりに学園としても大きな対応を求められた事案となりました。
台風の季節はまだしばらく続きます。この夏は久しぶりに大きな地震もありました。利用者さんと職員の安全確保のため、引き続き緊張感をもって、対応します。 [遠藤 岳洋/國分 隆之]