2023.01.21

グループホーム新ひだまり建築プロジェクト等の状況 ~ 12月の動きをご報告します!

11月中旬、いよいよ現場での工事が始まったGH新ひだまり建築プロジェクト。先月号では「ひだまり」の運営開始から工事開始に至るまでの経緯等を特集しましたが、今号では、その後の進捗をご報告!
1) 外装はシックなメタリックミント! 内装は利用者さんの意見も聞きながら!
① 現在、現場では、大きな工事機械が毎日入り、新たなひだまりを建てる場所の地中を掘りながら、来年早々にも行う基礎工事の準備作業をしています。
② その間、私たち法人側スタッフは、設計の茂木先生のご指導のもと、工程に従い、内外装やLDK、居室等の設備の詳細を決めていくのがお仕事です。

③ 最初に決めたのは、外装の素材と色。

いくつか提示された案を吟味し、シックなメタリックミントに決定!
④ その次は、各居室の壁・床などの色の決定です。お住まいになる利用者さんのご意見をまず聞くべしということで12月22日(木)から週末にかけて現住利用者さん、おひとりおひとりから

 ご要望などをお伺いしました。

⑤ じっくり考える方、即断される方、素材を触って確かめる方。皆それぞれにご検討いただき、年明けに最終決定の予定です。
⑥ その後は、利用者さんのご要望を調整しながら部屋割りを行い、また、家具やカーテンの決定など、なにごとも、できる限り利用
者さんとお話をしながら、決めていくことにしています。
[遠藤 岳洋、國分 隆之]

 (2) 京都大学大学院建築環境計画学研究室の三浦教授をお招きし、講演会を行いました!【12月2日(金)】

① (福)愛の森としては、久方ぶりの大きな建築プロジェクトとなった、GHひだまりの全面改築事業。
② この機会に、職員にも建築と福祉の関係等について学んでもらおうと、設計の茂木先生のご縁で、京都大学大学院建築研究科教授(建築環境計画学)の三浦研先生を学園にお招きし、ご講演を賜りました。
③ 三浦先生の研究分野は、「人間の行動や心理,関係性を解析し、次世代の建築デザインにつなげる。」と聞くと大変に難しそうですが、人が住まわれる建物について、利用される方々の気持ち、動き、特性や能力、などを考察したうえで、住まう人の生活の質が向上するような砕けで言えばより楽しく、より生き生きと生活していけるような住居や空間づくりを研究されている、ということかと思います。

 ④ 講演では、多くのスライドをつかって、わかりやすく、

イ 施設には、在宅と比べ、「空間」、「時間」、「規則」、「言葉」、「役割」といった大きな落差があること、
ロ その落差を克服するための取組みはどのようなものか、
ハ 居住環境が変わると、人間の生きる力がどれほどに変わるのか、等々、様々な視点から、お話を頂きました。
⑤ 福祉と建築、というと、「バリアフリー」という言葉がまず浮かびますが、それにとどまらず、多くの接点と可能性があることを教えていただきました。
⑥ 三浦先生には、引き続き、新たなGHひだまりでの生活が豊かになるよう、様々な視点からご助言などをいただければ、と考えております。三浦先生、このたびは遠路有難うございました。 [國分 隆之]

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