利用者さんの状態や好みに等に応じた様々な日中活動【2020年7月16日付け『お知らせ』より抜粋】
愛の森学園での利用者さんの様々な日中活動のご様子です。
アラミド繊維の解体作業 厚木地区の多くの作業所で取り組まれている作業です。アラミドとよばれる繊維を解体・分別するリサイクル作業です。黄色い繊維(アラミド)と白い繊維(不要物)を分別し、アラミド繊維を納品し、工賃をいただきます。かなり手先の細かい作業ですが、集中して取り組まれる利用者さんが多く、人気の作業種でもあります。
各利用者さんの得意分野などに応じ、小さなビーズをテグスに通し、4色ビーズを順番で通していくもの、 お花模様に編みこんでいくもの、とにかく自由に通していくものなど、非常に手先の細かい作業を行います。 愛の森学園オリジナルのブレスレット【左上】、ヘアピン【右上】、チョーカー【左下】、メガネチェーン【右下】などを作っています。メガネチェーンは、学園一番の人気商品です。(下の写真)
ビーズ作品づくり
封筒シール貼り 愛の森の封筒には、厚木市のゆるキャラ「あゆころちゃん」のシールが貼られています。これは、小さなシールを、丁寧に1枚ずつ、利用者さんが封筒に糊付けしているのです。最近、郵送物が大幅増で、大忙しです。
「自立課題」とは、「始まり」と「終わり」が明確な課題の独力での完遂により、集中力や達成感を得たり、また、分類・マッチング・組立て・分解などのスキルの習得を通じて、今後様々な作業に取り組んでいくうえでの基礎を学ぶための課題です。
自立課題(色分け)
自立課題に取り組みながら、支援員が、各利用者さんの得意不得意なども見極めさせていただき、上述のような各種作業へと移行していただく場合もあります。
「色分け」は、主要な自立課題の1つ。右上の写真は、洗濯ばさみと色画用紙のマッチング作業です。「挟む位置」も決まっており、目と手先を使って器用さを磨きます。右横の写真は、ペットボトルのキャップを色ごとに分別する作業です。慣れてくると、色のみならずドリンクの銘柄でマッチングしていく課題に移行する等作業がレベルアップします。
今回は、「ここゆめ」「なかなおり」での日常を記載しました。改めて、今後とも、各利用者さんの特性に応じた日課や作業の開発を積極的に行う必要性を感じた次第です。