「ここゆめ」、「なかなおり」の設置の経緯【2020年7月16日付け『お知らせ』より抜粋】
生活介護の2つの拠点である「ここゆめ」、「なかなおり」の経緯・名前の由来などをご紹介します。
「ここゆめ」の設置や経緯
昭和63年に入所施設として開設した愛の森学園では、平成11年頃から、在宅の利用者さんを日中お迎えしての活動を開始しました。入所者さんの居室は当初、その多くが4人部屋でしたが、居住環境アップの一環として居室定員を3名以下とするため、従来日中活動を行っていた3階スペースを居住エリアとし、新たに日中活動棟「ここゆめ」を設置した次第です。
障害者支援制度の拡充を踏まえた「なかなおり」の設置
その後、障害者支援制度が拡充され、利用者さんの状態やニーズを、より一層踏まえたきめ細かな日中サービスが求められるようになります。 「なかなおり」は、日中空間の拡充を図るべく、平成25年に設置。竣工前年に逝去した中村直利(なかむらなおとし)副理事長(当時)のお名前を拝借し、「ここゆめ」同様、星野前施設長が命名しました。
「 曰く、なかよく かかわり なかよく おりなす」
「ここゆめ」、「なかなおり」では、主に居宅やグループホームにお住いの利用者さんが、その状況やお好み等に応じ、様々な日中活動をされています。概ね、平日の午前10時前くらいに、送迎車等により来園され、晴れの日は、新型コロナ以降恒例となった「ラジオ体操」をみんなでやり、支援員とともに、それぞれの、活動・滞在スペースに移動します。
「ここゆめ」、「なかなおり」における日中活動の様子
各利用者さんは、各種の日課・作業のほか、学園厨房が作るお昼ご飯、昼休みのエクササイズ、ご要望に応じ、支援員のサポートでのシャワー浴、3時のおやつを楽しんだりしながら、それぞれの帰宅時間まで、過ごされます。
各利用者さんの活動内容は、支援員と相談の上決定しますが、他の利用者さんや職員と一緒に作業をするのがお好きな方もおられれば、お一人での活動を望まれる方等もおられます。各曜日、その日の利用者さん毎に大体の「居場所」は決まっているようです。