2025.11.04
[画展] 愛の森の誇る「兄弟画伯」が所属するアトリエ、最後の展覧会:9月26日(金)
愛の森には、絵を描くのがお好きな、そしてお上手な兄弟がいらっしゃいます。お兄様は学園で、弟さんはグループホームで生活されています。私たちは「画伯」とお呼びすることもあるレベルです!
ご兄弟は30年ほど前から横須賀でのアトリエ活動に参画され、2年に1度ほどのペースで県内にて開催する展覧会に数々の名作を出品されてきました。ご兄弟とアトリエ仲間たちが、先生のご指導を受けつつ、それぞれの個性・タッチ・色彩で表現した様々なテーマの作品が飾られるこの展覧会は、ご家族・関係者は勿論、多くの方が鑑賞にいらっしゃるイベントです。
今回の会期は、9月26日(金)~30日(火)の5日間。初日に、職員とともに会場入りしたご兄弟は、先ずはご自身の描かれた絵の展示ぶりなどをご確認!そして、アトリエのお仲間の絵画をゆっくりとご鑑賞。「これは○○さんの絵」などと、同行した職員にも仲間のご様子などを教えてくださいました。
このアトリエ活動は、今回の12回目の展覧会をもって、27年間の活動に一旦区切りをつけるとのことですが、ご兄弟は、先生のご指導による長きにわたる創作活動を振り返ったり、お気に入りの作品を改めてじっくり鑑賞されたり、と、先生や仲間たちと談笑しながらのひとときとなりました。
絵を描くことを「楽しみ」「喜び」「生きがい」とし、そして鑑賞する我々役職員(ご兄弟の作品はさりげなく学園内にも飾られていたりします)にも幸せを与えてくださったご兄弟の活動はご家族の大きな支えのもとに続けられてきたと伺っています。彼らの創作活動について、引き続き、何らかの形で支援を続けていければ、と考えています。
[遠藤 岳洋]