2025.10.27
[死生観を学ぶ・考える] 高齢・多死社会を迎え、切り口の違う研修会を…:9月25日(木)
9月の園内研修は、日々の学園業務に直接接点がある題材からは離れ、一方で公私ともに誰にとっても重要な「死生観」をテーマに、畑武子理事、森繁樹監事の両役員からお話を伺いました。
「死生観」。聞くことのある言葉ではありますが、なかなか難しい言葉でもあります。生と死に対する個人の考え方や価値観の総体といったところでしょうか。
学園も設立から40年近くが経過し、ベテランの役職員が入職したころには20歳代だった利用者さんも、気付けば「アラ還」となっておられる今日。職員の平均年齢もともに上がっていくなか、人間であれば誰しも訪れる最後の旅立ちを念頭に、今、どのように生きていくか、そしていずれは訪れる旅立ちをどう受け止め、準備をしておくか…。誰にも関心は高いテーマです。
恐らく「正解」があるわけではないであろうこのテーマについて、二人の講師がそれぞれのご経験・お考え等を踏まえ、参加者それぞれが自分なりにこのテーマを考えるきっかけを与えてくださるような、「心」「気持ち」に深く響く内容のお話をいただきました。
死生観を含めたご意思を表すのが必ずしも簡単ではない利用者さんの生活や人生にどう寄り添うか、を考える機会でもあり、職員それぞれの「私」の視点では自らの生き方を改めて考えるきっかけにもなる、非常に貴重な機会となりました。
[遠藤 岳洋]