[史上最多] 園内研修史上最多!の人数で摂食嚥下の基礎を学びました!:8月22日(金)
「食」は命の源であるとともに、生活上の大いなる楽しみでもあります。そして、何気ない普段の食事ではあっても、加齢化等に伴う咀嚼・嚥下機能の低下は誰にでも起こり得ることであり、配慮を怠ると危険な事案につながることもあります。
利用者の皆さんがいつまでも安全に楽しく食事摂取を続けられることを目的に、今年も、言語聴覚士(ST)の濱中眞由先生(聖路加国際病院)を講師に迎え、研修会を開催しました。
今回は特に、日頃の食事支援に携わりながらもなかなか通常の研修タイム(平日の17時以降)には参加しづらい非常勤職員も参加しやすいよう、昼間の時間帯に研修をセットしたところ、3階サロンが溢れんばかりの総勢25名(含常勤職員)の参加となりました。
まず、講師から摂食嚥下機能の基礎知識や食事姿勢などのご説明を伺ったうえで、食事介助姿勢に関する正しい姿勢・正しくない姿勢を職員同士で試しあう演習のご指導をいただき、食べやすさ・食べにくさなどを実体験しました。また、ペースト食の試食も行ったほか、実際の入所利用者さん1名をケーススタディとして採り上げさせていただき、普段の食事風景の動画を皆で観察しながら、利用者さんの実際の状況にあわせた適切な食事支援についてもご助言をいただきました。
多くの職員からの質問もあり、食事支援についての関心がいかに高いかが伺え、盛況のもと研修会を終了しました。特に、初めて濱中先生の講義を聞いた非常勤職員等からは、「職場の先輩に教わっていた介助・支援方法それぞれの「意味や理由」が非常によくわかった」等、専門職による講義と演習を取り混ぜた研修会は、大好評でした。引き続き利用者さんのより安全で充実した食事支援体制を築いていきたいと思います。
[企画:滝沢 景子、記事:遠藤 岳洋]