2025.07.07

ドラえもんからの伝言

 ドラえもんは私が子どもの頃からやっているテレビ漫画です。継続的にしっかり見ていた、というわけではありませんが、ドラえもんが、その独特の声で、のび太君はじめ、まわりのキャラクターを暖かく包んでいる、といった様子はおぼろげながら覚えています。

 

 週末の早朝、何気なく見るテレビ番組の1つに、最近亡くなった著名人を振り返る番組があります。先日は、ドラえもんの初代声優を務めた大山のぶ代さんでした。番組のなかで、大山のぶ代さんがドラえもんの声を担当していたとき、台本のなかに「子どもに相応しくない表現」や「乱暴な言葉」あると、自ら修正を提案した、などのエピソードが紹介されていました。

 

 一寸興味をもってネットで調べてみると、「もっと柔らかい表現にできないか」、「ドラえもんはのび太君を大切に思っているから、怒るときもその愛情が伝わるように」など、感情のトーンや言葉選びなどを丁寧に調整された、といった話が沢山でていました。

 

 我が身・我が振る舞いを振り返えれば、お世辞にも言葉が丁寧であるとは言えず、前職時代には、いや、今の職場でも、結構、受け取る側にとって愉快でない言葉を発してしまい、後から後悔することがあります。

 

 「言葉」は、ものごととともに、感情や気持ちも伝える道具です。正確に伝える、気持ちよく伝える、分かりやすく伝える、といったことを、利用者さんに対してであれ、職員同士であれ、改めて心がけたい、と、ドラえもんから教えていただきました。

 

 とてもいい話だと思いましたので、この機会に共有まで。

 

[國分 隆之]

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