2025.06.26

[研修!] 入職1~2年目くらいの職員で、グループワークを行いました:5月22日(木)

 愛の森は小さな法人ですが、月に1度、学園内研修を企画し、ときどきに必要なテーマを吟味し、「講義」「グループワーク」「実習」等の各種方法のなかから職員が興味を持ち、浸透しやすい方法を模索しつつ、実施しています。たまに「ネタ切れ」や「外部講師の人脈切れ」もありますが、なんとか月1度のスタイルを続けるつもりです。

 

 今月は、施設長自らが講師兼コーディネータとなって、ここ1~2年に学園支援員となった職員とグループワークを行いました。テーマは、トレンドでもある「意思決定支援」、「当事者目線に立った支援」。

 

 まずは、① わかりやすい情報提供に基づく自己決定の尊重、② 挫折や失敗も含めた不合理と思われる決定も含めた尊重、③ 意思確認が困難な方への推定、を具体例とともにお話しました。

 

 次いで、グループワークに移ります。適切な支援は、利用者さんの「できないこと」に捉われるのではなく「できること(強み)」を知り、そこから選択肢を拡げていくことが大切である、等の観点から、職員が日々接している利用者さんを例に採り上げさせていただきつつ「いいところ」「上手にできること」「好きなこと」などを皆で書き出して、意見交換を行いました。

 

 講師である施設長が予想していた以上に、参加した職員が利用者さんの「強み」を多く把握されており、その着眼点の質の高さを嬉しく思い、また、大きな期待を持つことができました。

 

 「施設」という空間は、必ずしも利用者さんが好んで住まわれている訳ではない、という現実があるなか、利用者さんへの意思決定支援に最大限取り組む、という意識を職員皆で持ち続け、学園の支援全体としての「強み」にしていければ、改めて思った次第です。

 

[遠藤 岳洋]

[研修!] 入職1~2年目くらいの職員で、グループワークを行いました:5月22日(木)

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