令和4年12月1日(木)
昨今、学園の仕事ももう一つの仕事もともに繁忙期で、週末も含め何かしらの作業をしていることが多いのですが、先週末、珍しく公演会・発表会を「はしごする」機会に恵まれました。
私事にて恐縮ですが、亡母は著名な声優の先生に師事して「朗読」「語り」を学び、また、地元の方にその技術をお伝えする、ということを数年前に旅立つ直前まで長らく行っておりました。その後も、ともに学んだ方やお弟子さんからのご案内が楽しみでしたが、コロナ禍でこの3年はさっぱり…。
今回、お聴きしたことのある話、初めてのお話、色々拝聴しましたが、何れも皆さん、3年分の気持ちの入った、また、ブランクを感じさせないお話で楽しませて下さいました。
さて、市中に目を移せば第八波の今、感染拡大は続いているものの、何が何でも自粛モード、という感じではなくなりました。必要な感染対策を講じつつ、ものによって、また、立場や状況によって、実施したりしなかったり、参加したりしなかったり、ということなのでしょう。一律自粛だったころに比べれば、少し前向き感が出てきてよい感じかな、と。
このようななかでのクリスマス会、非常に悩みましたが、利用者さんと役職員のみでの実施と致しました。高齢のご家族も多いこと、また、年末年始の利用者さんの帰省も控え万一にも施設内でクラスターを発生させたくないこと、等を考慮してのことです。ご理解をお願い申し上げます。
国の方では、いわゆる感染症分類の見直し(現在より規制の緩和された「第5類」へ)の議論が始まるようです。基礎疾患のある方々をはじめとして、引き続き軽視はできないコロナですが、諸外国の状況などを見てみればこれも一つの流れかな、と思います。
学園のモットーは「自粛でなく工夫」です。「感染防御策の徹底」を大前提に、この3年間で簡素化・縮小・停止せざるを得なかった活動や事業などを今一度見直し、引き続き、利用者さんの日々の日常生活の質の維持向上を目指していきたいと思います。
関係の皆さまには、今年も大変お世話になりました。少々早いですが、よいお年をお迎えください。
業務執行理事 國 分 隆 之