令和4年9月1日(木)
景気がよいという実感を持てない世の中になってずいぶん長いような気がしますが、他方、物価の急激な上昇やモノの流通が滞る、といったことに見舞われることも余りない国内経済状況に、私たちは随分長い間まったりと浸っていたように思います。そのようななか、様々な要因が重なっての昨今の急激な変化には戸惑うばかりです。
いま(福)愛の森では、3つあるグループホームのうちの1つ「ひだまり」の老朽化に伴う全面改築に向け、諸準備を行っています。現住の利用者さんからヒアリングをし、今後のニーズも色々と想像しつつ、医療福祉にも造詣の深い設計チームとの協働のもと、3年越しの企画検討を経て、より住みやすい、より楽しいホームの実現に向け、大きな期待が膨らみます。
その一方でなんともならないのが建築費の高騰や資材の不足です。計画の中止や延期が夜中に頭をよぎることもありましたが、先日改めて「ひだまり」を訪問した際、ある利用者さんから「もうすぐ建替えだよね」という元気なお声かけをいただき、改めて一歩一歩着実に進めていこうと決意した次第です。
業務執行理事 國 分 隆 之