愛の森コラム
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2021年02月01日(月)

「緊急事態再宣言」から3週間を迎えた学園風景

令和3年2月1日(月)

 

 緊急事態再宣言から3週間あまり、ワクチンの話題などに一筋の光明があるようにも思いますが、まだまだ先の見通せない閉塞感に覆われている、というのが、昨今の偽らざる実感かと存じます。

 いわゆる「第三波」と言われる現在は、第一波とは比べものにならない感染者数・重症者数・死者数、感染経路不明のケースや医療福祉施設におけるクラスターの増加、様々な後遺症の存在に関する指摘、感染力が強いと言われる英国変異種等の国内発生、などなど、全くもって予断を許さない状況が続いております。

 幸いにして、我が愛の森学園においては、引き続き利用者さん、職員ともに、感染者は発生していませんが、それでも、周辺は非常にざわついています。現に先週から本日にかけても、利用者さんの勤務先や通所先関係などで感染者が発生、とか、職員のご家族の体調が悪い、ご家族の勤務先で発生した、等々、複数の関連ケースのフォローに追われています。1件1件について、衛生委員会メンバーを中心に、情報を入手し、必要に応じ職員の自宅待機やPCR検査の実施等を行いつつ、様子を見る、という対応です。

 一方で、外部講師の先生方の専門知識・技術をベースとした日課を中止せざるを得ない状況のなか、職員の創意工夫によって、利用者さんの日々の生活を如何に活性化していけるか、という課題にも引き続き取り組んでいかなければなりません。

 延長されそうな緊急事態宣言、長期化が予想されるコロナ対応、のもと、感染防御策の徹底と、利用者さんの日々の生活の質の維持、という2つの命題をなんとか達成できるよう、引き続き、できる限りの知恵を絞っていきたいと考えています。

 

業務執行理事 國分 隆之

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2021/02/01 23:02 | 広報委員会

2020年12月31日(木)

新年の願いごと

令和3年1月1日(金)

 

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は大変お世話になりました。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 何でも分からないことはネットで安易に調べてしまう昨今にちなみ、「初詣」「願いごと」「ランキング」でクロス検索してみました。いくらでもあるかな、という予想に違え、検索ワードの設定が下手だったのか余りヒットしませんでしたが、数年前に、あるブログが調査した結果が見つかりました。

 曰く「1位:健康・家内安全」、「2位:学問・仕事」、「3位:恋愛・結婚」……、だそうです。

 まあ、最大公約数的な内容、順当な結果、と、改めて納得しましたが、価値観やライフスタイルが多様化するなかでは、このそれぞれの項目の具体的な中身については、願い人によって大きく異なり、また、多様化しているのだろうな、などと、想像した次第です。

 

 ところで皆さん、実際に行くかどうかは別として、今年、初詣に行ってお願いごとをするとすれば、なんでしょうか。「1つだけこれを」という方は勿論、「いくつかまとめて」の方もおられるかもしれません。

 しかし、神様が複数のお願いを聞いてくださるとすれば、いくら多様化した世の中とはいえ、今年の「願いごと」に含まれることの圧倒的第1位は、おそらく、日本中、いや、世界中の人々も共通なのではないでしょうか(某超大国に住まわれるごく?一部の人々?(笑/失礼)を除けば…。)。

 「世界中の人が同じ願いごとを(多分)する」。これは、昨今の複雑な世界情勢(一寸大げさかな(汗))に鑑みれば大変に珍しいことかと思います。それだけ、現在、世界が局面している事態が大変なことであると思いますし、医学的、社会的、政策的に、色々な対策が講じられているなか、そろそろ先が見えてきてくれれば、と心より願うものです。

 

 翻って学園では、昨年末、徹底した対策を再確認ししたうえで、ご家族などにもお知らせし、なんとか今回の大波をやり過ごそうとしているところです。神頼みのみでは勿論いけませんので、そのときどきに応じた対応を緊張感をもって行い、利用者さんの笑顔が絶えない学園を、引き続き目指していきたいと思います。

 本年も、旧年に増してのご指導・ご鞭撻や叱咤激励、そして、ご支援・ご声援をお願いするとともに、皆様の御健康・御健勝を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

追記 私たちが住むのは「言霊の国」。言葉に出せば出すほど存在感が増してしまいますので、いい加減、早期のご退散を祈念すべく、今回のコラムでは、この1年、聞かない日のなかった「例のもの」の直接的名称の言及は避けてみました。

 東京オリンピックの頃までには、「コロ」っといなくなっていただければいいです「ナ」…(笑)

 

業務執行理事 國分 隆之

2020/12/31 09:57 | 広報委員会

2020年12月17日(木)

「勝負の3週間」は、「我慢の3週間」?

 

 

 間もなく冬至。すっかり日が短くなりました…。

 政府のいう感染対策「勝負の3週間」がまもなく経過いたしますが、感染者数は一向に減りません。

 

 冬に向けて、「換気の推進」と「湿度の保持」という、季節に応じた追加の感染防御策が求められるなか、市内の同業施設で、入所利用者さんに感染事例が発生したとの一報がありました。

 かなり徹底した感染防御策を行っている施設と伺っておりましたので、我々もショックでしたが、この事実を重く受け止め、当法人でも、改めて、感染防御策の徹底を、役職員一同に注意喚起したところです。

 利用者さんが感染する、ということは、職員、訪問者、家族(帰省時)、通院時、等々、何らかの形で利用者さん以外の者が関与して、ということになります。引き続き、我々役職員も気を引き締めていかないといけないと感じるとともに、ご家族にも感染防御策のおさらいや徹底をお願いしたりしている、そんな「第3波」の今日この頃です。

 

 こんな状況ですので、6月に、例年より1月遅れでスタートし、第5陣まで、その都度対策を練りながら続けてまいりました利用者さんとご家族の日帰り旅行も、12月3日(木)に予定しておりました第6陣については、延期とさせていただきました。

 また、今週末に予定しております「クリスマス会」も、ご家族や身元引受人等の皆様のご招待は、残念ながら、控えさせていただくことにいたしました。

 法人のモットーは「自粛でなく工夫!」ではありますが、現下の状況下では、いくらやり方を工夫しても安心とはいえず、こういうときは、ぐっと頭を低くしてやりすごすしかないな、と感じている次第です。

 

 年末年始は、「Go To トラベル」も中止とのこと。

 『「換気の徹底」と、「湿度の保持」をしつつ、学園またはご家庭での「寝正月」』が健康に一番いいのかな(笑)、と思いつつの年の瀬です。

 何につけても、健康にご留意ください!

 

業務執行理事 國分 隆之

2020/12/17 16:48 | 広報委員会

2020年12月01日(火)

職員・保護者懇談会に陪席してみました!

 早いものでもう師走。ご縁あって当法人の役員を仰せつかって丁度1年。まだまだ経験したことのない行事・イベント等々が結構あり、そういった日は、学園に向かう足も弾みます。

 去る11月21日(土)、「職員・保護者懇談会」が開催されました。学園幹部からの状況報告や各種連絡等のための「保護者説明会」はほぼ毎月開催されますが、より現場に近い主任クラスの職員が主宰する「職員・保護者懇談会」は、「入所男性」、「入所女性」、「通所日中生活支援」、「グループホーム」の各利用者の保護者様から、グループごとに膝詰めでお話を伺う貴重な機会。

 役員や幹部職員が入ると主任クラスがやりにくいから同席は控えて…、との担当課長の制止は半分聞こえないふりをして2グループほど、はしごさせていただきました。

 どのグループでもコロナ禍での学園生活にはじまり、日課のこと、利用者さんの健康管理のこと、等々について、情報交換や意見交換がなされていたようですが、陪席したあるグループでは、利用者さんが帰省時に持ち帰られる「連絡帳」の話題をきっかけに、学園からご家族等への情報提供の在り方などで様々なやりとりがなされておりました。

 私どもを気遣って下さってか「便りのないのは良い知らせ。健康なときは簡単でいい」と仰る方もおられる一方、息子さん・娘さんの「日常生活の様子をもっと知らせてほしい」、「連絡帳にはもう少し丁寧に色々情報を記してほしい」、といったご要望も、多く寄せられました。

 重要なのは、ご家族ごとに、知りたい情報もご要望も異なる、ということ。

 当たり前のことですが、個別事情、個別ニーズ、個別のご要望、を承ることの重要性や、総てが直ちにできなくとも、それについて考え、検討していくひたむきさ、ということが我々に求められていることを、改めて実感しました。

 もちろん、伺ったお話はご要望関係ばかりではなく、感染防御策に関するご助言や、情報伝達手段の多様化に関するご提案、入浴介助時のマスク装着(ちょっと息苦しいときがあるようです)へのお気遣い、など多岐にわたっておりました。

 宿題もいくつか頂戴いたしましたが、とても充実したひとときに感謝し、できることから取り組んでいこうと思った次第です。

 

業務執行理事 國分 隆之

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2020/12/01 16:56 | 広報委員会

2020年11月17日(火)

瓢箪から駒、あるいは、怪我の功名、それとも、天の恵み?

 お天気というのは本当に気まぐれなもので、この日だけは降らないでね、という日のみ、雨が降 ったりします。もちろん、お天道様も、我々それぞれの事情すべてを考慮することなんてできな い、ということは十分わかっておりますが…(笑)。

 去る10月17日(土)は、学園恒例の秋の行事「第31回森のカーニバル」の予定でしたが、コロナ禍 での企画として、密を避けるべく、屋外開催を予定し、お客様もご家族様に限定しての、いわば、 「コロナ対応バージョン」で準備していたところ、あえなく、雨で中止となりました。

本HP「活動の様子」10月19日(月)付のブログ記事でもご紹介したとおり、利用者さんも、コロナ禍と いう「非常時」の雰囲気を敏感に感じとり、例年ほどの期待感は表に出しておられませんでしたが、 それでも、徐々にそこはかとない期待をもっていただいていたご様子でしたので、ご家族のご参加はご遠慮いただかざるを得ないなかではありましたが、急遽、屋内で、いくつかの代替イベント をやってみました。利用者さんの期待に応えられるかな、楽しんでもらえるかな、と、ちょっとどきどきしつつ…。

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2020/11/17 15:39 | 広報委員会

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