令和5年2月1日(水)
早くも今日から2月。昨年の2月は学園で新型コロナのクラスターが発生し、あれよあれよという間に40名の入所利用者さん全員と職員13名が感染しました。幸いにも重症化する方はおられませんでしたが、徹底したつもりの対策にも「完全」はない、ということを改めて教えられた事案であり、1年という節目を迎えるに当たって、改めて気を引き締めて対応していきたいと考えています。
そのようななか、政府の方では、先を見据えて、ということのようですが、コロナの感染症としての位置付けを、GW明けより、今のいわゆる「2類相当」から「5類」に見直す旨の決定がなされました。
政府の新方針をざっと拝見すると、「(現在よりも)幅広い医療機関で(中略)受診ができる体制」を構築しつつ、「ウイズコロナの取組をさらに進め、平時の日本を取り戻していく」ということのようです。
また、基本的な感染防御策関係では、「マスクについては、(中略)、行政が一律にルールとして求めるのではなく、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本として検討」、「引き続き、効果的な換気や手洗いなどの手指衛生の励行」などと記載されています。
今回の政府決定は、行政による規制は徐々にフェイドアウトし、季節性インフルエンザ同様、各個人がやるべき対応を自身で決定する、ということに尽きるのかな、と思います。
(福)愛の森では、これまでも、政府や地元自治体が発信する規制内容等を可能な限り正確に咀嚼したうえで、外出や帰省の規制は極力行わない、一方で濃厚接触の定義はルールより若干厳しめに運用する、等々、利用者さんの特性や学園の状況を踏まえたうえで、一部に独自と思われるルールも設定するなど、そのときどきで最善と思うことをやってきました。
この機会に、我々の現行対策全体を再度検証し、利用者さん、ご家族、職員にとって、安全、かつ、安心な平時を取り戻せるよう、引き続き色々な工夫をしていきたいと思います。
業務執行理事 國 分 隆 之