令和3年9月1日(水)
以前から名称は知っていても、具体的にどんな競技があるのか、殆ど知らなかったパラリンピック。こんな競技があるんだ、とか、種目名は一緒だけど一般の競技とはかなり違うなあ、など、改めて感心しながら、テレビ観戦を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
様々な障害のある方が持てる力を発揮し奮闘されている姿を拝見しておりますと、日々、利用者さんと向き合っている私たちとしても、皆さんの可能性をできる限り引き出していく支援をしなければ、などとも思いつつ、ついついテレビ視聴時間が長くなる昨今です。
といった、ほんわかとした感動や心持ちから現実に立ち戻れば、世間ではデルタ株が猛威を振るっています。利用者さん、職員とも、8月中に概ね2回のワクチン接種を終えることが見込まれていた学園では、第5波に入る前は「秋からは、控えていた旅行や一部のイベントも再開に向けて少しずつ舵を切れるかな」、などとそこはかとない期待を抱いておりました。
しかし、現状を俯瞰してみれば、当分は慎重な対応が求められる、どころか、さらなる感染防御策の徹底が必須、との認識を共有せざるを得ないのが実情です。
ここのところ、お知らせの原稿にしても、ご家族や職員にお示しする各種の文書や企画にしても、目まぐるしく状況が変わる中で、「書いては消し、消しては直し…」の連続です。
そのときどきの客観的な状況を正確に把握し、見直すべきは見直し、徹底すべきは徹底する、というスタンスで、常に新たな気持ちで、日々の対応を心掛けたいと思います。
業務執行理事 國分 隆之
9月の予定表