令和3年8月2日(月)
梅雨明けとともに暑い日々が続くなか、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
ワクチン接種が進む一方で、「東京や神奈川の感染者が過去最多を更新」などというニューステロップを見ながらオリンピックを観戦する、なんとも摩訶不思議な心持ちの今日このごろ、遂にまた首都圏4都県そろっての緊急事態宣言となってしまいました。
新たに打つ手はなさそうな状況下ではありますが、「ワクチン」が一筋の大きな光明であることは間違いないでしょう。学園でも、入所利用者さん等への接種が始まり、希望する利用者さん・職員については、概ね8月中に2回のワクチン接種を完了できそうな見込みです。
巷間色々なことが言われているワクチンについて、この分野に詳しい友人に聞いたところ、①感染対策への大きな武器ではあるものの、完璧・万全なものではない、②接種による重症化予防はもちろん期待されているが、そもそも感染を完全に予防できるとは限らない、③今後、さらに感染力の強い変異株が流行したときの効果はまだ分からない部分がある、④接種をしていても、万が一感染することがあれば、さらに他の人にうつしてしまうこともありうる、などと、教えていただきました。
以上を踏まえれば、当面、マスクの装着、手洗い・消毒の励行、ソーシャルディスタンスの確保、等の必要な感染防御策はきちんと徹底していくことが必須です。
そして、秋以降、市中の感染が収まりだしてくれたら、非接種の方々への配慮も行いつつ、徐々に、学園施設への入館制限の緩和や各種行事・イベントの再拡充等を進めていきたいと考えています。
「勝って兜の緒を締めよ!」とはまだいきません。
「打っても、マスクの紐、締めよう!」といった気持ちで、学園では、引き続き、可能な限りの対応を行います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
業務執行理事 國分 隆之