「昭和系」(笑)の方とそれ以降の方との大きな違いとして各職場でよく語られることの一つに、若手・新人の研修や育成方法に関する考え方の大きな違い、があります。
「昭和系」の典型は、「(先輩の)背中を見て覚えろ」、「(技術・スキルは)先輩から盗め」…。
さて、いきなりタイトルにご登場の山本五十六連合艦隊司令長官は明治生まれ‼ですが(知らない若手はウィキペディア等で調べてね)、曰く…。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
(福)愛の森は小さな法人でもあり、常勤職員さんの入職はこのところ毎年1名程度で推移しておりましたが、年明けから今春にかけて、5名前後の方が入職してくださいつつあります。年齢、経験も様々な方々に対し、大企業のような体系だった研修が組めない当法人では、上司や先輩が、OJTという形で仕事のやり方を伝授していきます。
新人さんには積極的に先輩の「背中」を見てよい仕事ぶりであれば「盗んで」ほしいですし、また、経験者におかれては、私たちのやり方に違和感があれば遠慮なく提起・提案をしてほしいと思います。
その一方で、(筆者も含め)上司や先輩は、新人さんが、1日も早く利用者さんや職場に馴染めるよう、明治の先人の言葉を常に頭に置きながら丁寧な対応に徹し、令和の職場を明るく働き甲斐のあるものとしていかなければなりません。
新たな年度の開始に際し、新人歓迎の心からの気持ちと職員育成への決意を込めて…。 [國分 隆之]
追伸
「やってみせ」には「続編」があります。職場の先輩方には、是非、あわせて実践を!
② 「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」
③ 「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」