愛の森コラム
2020年12月01日(火)

職員・保護者懇談会に陪席してみました!

 早いものでもう師走。ご縁あって当法人の役員を仰せつかって丁度1年。まだまだ経験したことのない行事・イベント等々が結構あり、そういった日は、学園に向かう足も弾みます。

 去る11月21日(土)、「職員・保護者懇談会」が開催されました。学園幹部からの状況報告や各種連絡等のための「保護者説明会」はほぼ毎月開催されますが、より現場に近い主任クラスの職員が主宰する「職員・保護者懇談会」は、「入所男性」、「入所女性」、「通所日中生活支援」、「グループホーム」の各利用者の保護者様から、グループごとに膝詰めでお話を伺う貴重な機会。

 役員や幹部職員が入ると主任クラスがやりにくいから同席は控えて…、との担当課長の制止は半分聞こえないふりをして2グループほど、はしごさせていただきました。

 どのグループでもコロナ禍での学園生活にはじまり、日課のこと、利用者さんの健康管理のこと、等々について、情報交換や意見交換がなされていたようですが、陪席したあるグループでは、利用者さんが帰省時に持ち帰られる「連絡帳」の話題をきっかけに、学園からご家族等への情報提供の在り方などで様々なやりとりがなされておりました。

 私どもを気遣って下さってか「便りのないのは良い知らせ。健康なときは簡単でいい」と仰る方もおられる一方、息子さん・娘さんの「日常生活の様子をもっと知らせてほしい」、「連絡帳にはもう少し丁寧に色々情報を記してほしい」、といったご要望も、多く寄せられました。

 重要なのは、ご家族ごとに、知りたい情報もご要望も異なる、ということ。

 当たり前のことですが、個別事情、個別ニーズ、個別のご要望、を承ることの重要性や、総てが直ちにできなくとも、それについて考え、検討していくひたむきさ、ということが我々に求められていることを、改めて実感しました。

 もちろん、伺ったお話はご要望関係ばかりではなく、感染防御策に関するご助言や、情報伝達手段の多様化に関するご提案、入浴介助時のマスク装着(ちょっと息苦しいときがあるようです)へのお気遣い、など多岐にわたっておりました。

 宿題もいくつか頂戴いたしましたが、とても充実したひとときに感謝し、できることから取り組んでいこうと思った次第です。

 

業務執行理事 國分 隆之

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2020/12/01 16:56 | 広報委員会