愛の森コラム
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2021年09月07日(火)

ワクチン接種の状況と、感染防御策の再徹底等について

 

 

 (1) 学園を巡るワクチン接種の状況

  ① 学園では、7月下旬から8月にかけて、入所・グループホーム等の利用者さんや職員を中心に、鋭意、ワクチン接種を進めてまいりました。

  ② その結果、学園がワクチン接種支援業務を行った入所・GH等の利用者さん(ご家庭対応の困難な通所利用者さんを含む。)50名につきましては、1名の方が2回目の接種待ちであるほかは、全員の2回接種が完了しました。

 

  ③ このほか、ご家庭や就労先にて接種対応をされた利用者さんや役職員を含めますと、約150名の学園関係者のうち、8月末現在で、9割弱が2回接種を終えております。

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2021/09/07 16:49 | 広報委員会

2021年09月07日(火)

書いては消し、消しては直し…

令和3年9月1日(水)

 

 

 以前から名称は知っていても、具体的にどんな競技があるのか、殆ど知らなかったパラリンピック。こんな競技があるんだ、とか、種目名は一緒だけど一般の競技とはかなり違うなあ、など、改めて感心しながら、テレビ観戦を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

 様々な障害のある方が持てる力を発揮し奮闘されている姿を拝見しておりますと、日々、利用者さんと向き合っている私たちとしても、皆さんの可能性をできる限り引き出していく支援をしなければ、などとも思いつつ、ついついテレビ視聴時間が長くなる昨今です。

 といった、ほんわかとした感動や心持ちから現実に立ち戻れば、世間ではデルタ株が猛威を振るっています。利用者さん、職員とも、8月中に概ね2回のワクチン接種を終えることが見込まれていた学園では、第5波に入る前は「秋からは、控えていた旅行や一部のイベントも再開に向けて少しずつ舵を切れるかな」、などとそこはかとない期待を抱いておりました。

 しかし、現状を俯瞰してみれば、当分は慎重な対応が求められる、どころか、さらなる感染防御策の徹底が必須、との認識を共有せざるを得ないのが実情です。

 ここのところ、お知らせの原稿にしても、ご家族や職員にお示しする各種の文書や企画にしても、目まぐるしく状況が変わる中で、「書いては消し、消しては直し…」の連続です。

 そのときどきの客観的な状況を正確に把握し、見直すべきは見直し、徹底すべきは徹底する、というスタンスで、常に新たな気持ちで、日々の対応を心掛けたいと思います。

 

業務執行理事 國分 隆之

9月の予定表9月の予定表

2021/09/07 15:26 | 広報委員会

2021年08月16日(月)

学園でもワクチン接種が始まりました!

  当学園を含む複数の障害者支援施設が、市の考える施設接種ルールに当てはまら ず、施設接種を断念せざるを得ませんでしたが、幸い、比較的近くに所在する神奈川リハ ビリテーション病院様のご厚意で、7月20日(火)、26日(月)の2陣に分け、入所、グループホ ームを中心に、計48名の利用者さんが1回目のワクチン接種を受けることができました。

 まずは、事前説明と同意の手続きから

 ワクチン接種の決定に際しては、リスクとベネ フィットをご理解頂くことが必要とされています。

 このため、学園では、

あらかじめ、ご家族等身元引受人各位にワ クチンの説明書をお送りし、ご理解頂いたうえ で、ワクチン接種のご同意をいただく一方、

利用者さんご本人にも並行して説明する、 という2本立てで、行いました。

 いよいよ、当日。学園での問診など

 当日は、問診票に沿って、看護師が健康状 態を確認し、検温を実施。 ② そのうえで、引率の支援職員から、段取り等を 説明し、3台のバス・公用車に分乗して病院へ。

 マイクロバス2台での、大移動!

 利用者さん24名、引率職員も10名以上、とい う大部隊にて、いざ、出発!

 病院での接種が夕方の16時20分からの予約 となっていたため、「え? この時間からマイク ロドライブ?」と意気揚々とバスに乗り込む利用者さんもいたかもしれませんが(笑)、到着した のは天下の神奈リハ!大病院でした。

 整然と接種を受ける利用者さんたち!

 愛の森の利用者さんは、普段の外出時や日 帰り旅行の時もそうですが、学園内よりも!?、落ち 着いた大人の行動を示す方が多いようです。 外面がよいのか、内弁慶なのか(笑)、学園内で は、「注射?キャー!!」とか言っておられた利用者さんも含め、大半が、冷静かつスムーズに接種を受けてくださいました。

 病院内での接種の模様をお写真でお伝え できないのは残念ですが、皆さん、本当にお行 儀よく冷静に落ち着いて接種を受けられたと 思います。病院からは、できるだけ多くの職員 でサポートしてほしい、とのご要請がありました ので、事務職も含めて最大限の動員体制で臨 みましたが、それ以上に利用者さんが落ち着 いていたため、スムーズな運びとなりました。

 なお、翌日を中心に、若干、疼痛などを訴えられる利用者さんもおられましたが、そ の後、問題なく過ごされておりますので、あわせてご報告いたします。

2回目の接種は、8月の中旬を予定しています。1回目同様、本番に強い!利用者さ んたちの接種が円滑に終了することを、心から願っております。 

 このほか、亀田森の里病院でも!

このほか、事情により、今回の接種に参加できなかった入所の利用者さん、②通 所・短期の利用者さんでご家族対応が困難な方、③希望する職員、については、学園 において手続きを行い、やはり近隣の亀田森の里病院にて、接種を行っております。 ②に該当する場合は、ご遠慮なく、学園担当までお申し出ください。 

神奈川リハビリテーション病院様、亀田森の里病院様、そして、バスを貸して下さった野百合会様、紅梅会様、心より感謝申し上げます。引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。  

2021/08/16 17:32 | 広報委員会

2021年08月13日(金)

打っても、マスクの紐、締めよう!

 

 令和3年8月2日(月)

 

 

 梅雨明けとともに暑い日々が続くなか、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

 ワクチン接種が進む一方で、「東京や神奈川の感染者が過去最多を更新」などというニューステロップを見ながらオリンピックを観戦する、なんとも摩訶不思議な心持ちの今日このごろ、遂にまた首都圏4都県そろっての緊急事態宣言となってしまいました。

 新たに打つ手はなさそうな状況下ではありますが、「ワクチン」が一筋の大きな光明であることは間違いないでしょう。学園でも、入所利用者さん等への接種が始まり、希望する利用者さん・職員については、概ね8月中に2回のワクチン接種を完了できそうな見込みです。

 

 巷間色々なことが言われているワクチンについて、この分野に詳しい友人に聞いたところ、①感染対策への大きな武器ではあるものの、完璧・万全なものではない、②接種による重症化予防はもちろん期待されているが、そもそも感染を完全に予防できるとは限らない、③今後、さらに感染力の強い変異株が流行したときの効果はまだ分からない部分がある、④接種をしていても、万が一感染することがあれば、さらに他の人にうつしてしまうこともありうる、などと、教えていただきました。

 以上を踏まえれば、当面、マスクの装着、手洗い・消毒の励行、ソーシャルディスタンスの確保、等の必要な感染防御策はきちんと徹底していくことが必須です。

 そして、秋以降、市中の感染が収まりだしてくれたら、非接種の方々への配慮も行いつつ、徐々に、学園施設への入館制限の緩和や各種行事・イベントの再拡充等を進めていきたいと考えています。

 

 「勝って兜の緒を締めよ!」とはまだいきません。

 「打っても、マスクの紐、締めよう!」といった気持ちで、学園では、引き続き、可能な限りの対応を行います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

業務執行理事 國分 隆之

2021/08/13 10:18 | 広報委員会

2021年07月05日(月)

東大寺の「お水取り」と、「利用者さんの日常」と

令和3年7月1日(木)

 

 

 ひと月ほど前ですが、テレビで東大寺の「お水取り」に関する番組をやっていました。浅学の身ゆえ、正式には「東大寺修二会」ということ、今年で1270回目を迎えた日本で最も長く続く仏教儀式であること、当時も疫病(天然痘)の大流行があり、この儀式が始まったきっかけの1つではないかということ、などは、初めて知りました。

 平家の焼打ちにあったとき、戦国時代の合戦に巻き込まれたとき、終戦間際、B29が上空を飛んでいたとき、などなど幾多の危機を乗り越え、1度も断絶せずに続けてきた「不退行法」(ふたいのぎょうぼう)を守るため、今春も非常な緊張感をもって執り行われたことなど、一杯飲みながら気軽に見始めた番組でしたが、非常に引き込まれるものがありました。

 昔と違い、今では、祈祷や儀式が感染症対策のメインではないと思いますが(全否定はしません)、俗人たる筆者が感動したのは、とにかく、知恵を出しあい、工夫を重ねて、儀式そのものを継承しようとする姿勢です。儀式の会場にパーテーションを持ち込んだ場合、感染防御と儀式の内容とが両立させられるか、といった議論の様子などは、身近さも感じました。

 我が愛の森学園は、まだ創設30余年ですが、それでも培われてきた生活、ルーティン、行事、イベント、さまざまにあります。もうしばらく続くコロナ禍ではありますが、利用者さんの笑顔が「断絶」することだけには間違ってもならないよう、創意工夫を重ねつつ、何ごとも弾力的に対応していきたいと思った次第です。

 

業務執行理事 國分 隆之

2021/07/05 09:52 | 広報委員会

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