愛の森コラム
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2022年02月05日(土)

私はロボットではありません☑

この記事は、2月1日にご家族等関係者あてにお送りしたレターからの抜粋です。

別報のとおり学園にて2月3日に発生した新型コロナウイルス感染症の発生以前の記事ですが、そのままの形で掲載します。

 

令和4年2月1日(火)

 

 ネットで調べものをしていたときだったか、「私はロボットではありません」という表示とチェックボックス□が出てきてびっくりしたことがあります。悪意のあるプログラムからHP(ホームページ)等を守るためのようですが、AI(人工知能)とかも進んでいる現在、こんなんでわかるの?、と思って調べたら、逆にICT(情報通信技術)とかAIの進歩の凄さに驚くばかり。

 

 一方、次々と発明される利便性の一部をこわごわ取り入れるなかで何といっても最近恩恵に預かっているのはテレビ会議システム。とはいえなかなか一筋縄ではいきません。

 例えば昨年から始めた摂食・嚥下ケアマネジメントの会議。ご指導頂く外部の医療関係者の先生はコロナ禍ではテレビ参加です。今では動画も概ねきれいに送れますが、早くコロナが終わって、先生には利用者さんの生の食事の状況を観察して頂ければ、と思います。

 もう1つ…。現「ひだまり」の退去期限到来を控え、新たなグループホームの設計中ですが、このテレビ会議は本当に難しい設計の先生と我々スタッフそれぞれのパソコンに投影した図面を前に議論をするのですが、対面であればテーブルの上の紙の図面を指さして「ここをこうしたい!」と言えばすむものが、『1階の図面の左上の「プライベートゾーン」っていう文字の「ゾ」の下あたりにトイレの場所、移せませんか?』みたいな感じで、なかなか歯がゆいです(みんなで使えるポインター機能とか、探せばあるのかもしれませんが…)。

 

 技術が進み、便利になってはきても、しっくりこないことはあるものです。また、そうあってほしい思いもあります。ICTが進み過ぎて、「私は人間ではありません□」みたいな表示がでてくる世の中にならないことを祈ります。

そして…。ICTからは多かれ少なかれ逃れられないにせよ、とにかくコロナは早く終わってほしい! 対面が恋しい! コロナとICTに翻弄される日々における切実な思いです。

 

業務執行理事 國分 隆之

2022/02/05 22:22 | 広報委員会

2021年12月28日(火)

新年スクープ!彼らの会話を傍受しました(笑)

令和4年1月1日(土)

 

☆ だいたい、昭和55(1980)年に我々の仲間の天然痘を根絶した、とか宣言したあたりから、奴らは傲慢になったんだ。

★ そうそう。昔は我々に対する恐れや敬意というものがあった。なのに、一時は「感染症はもはや脅威ではあり続けない」、みたいなことを言ってた輩もいたよな。

☆ そう、だから、その後、少しずつ、教育してやっているのさ。エボラも、SARSもさ。

★ それにしても、自分本位で、かつ、反省しない奴らだよな。

☆ でも、今回は色々なバリエーションを次々に送り込んだので、かなり参っているのでは?

★ そうともいえる。そろそろ終わりにしてやってもいいんだけどな。どうするかな。

☆ まあ、年末に繰り出した変化球を、見極める能力と謙虚さがあるかどうか、もうちょっと様子を見てから、ってとこじゃないか。

 

 「奴ら」というのは我々人類のことのようですが、このような会話がどこかで交わされているか否かは人智の及ぶところではないとして、今年こそそろそろ、と思うのは万民共通でしょう。

 とはいえ、マスク、パーテーション、ソーシャルディスタンス、手洗い、消毒、検温、換気、ワクチン等々による総力戦は当面続きそうです。

 今年も色々気苦労が多いこととは思いますが、「自粛でなく工夫」のスローガンのもと、利用者さんとともに、一日一日を大切に、かつ、楽しく元気に送っていければ、と思います。

 

 改めまして、新年のご挨拶をさせていただきます。

 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

業務執行理事 國分 隆之

2021/12/28 15:53 | 広報委員会

2021年12月11日(土)

束の間の?「〇〇ぶり」ラッシュ!

令和3年12月1日(水)

 

 専門家の間でもはっきりした理由がわからないらしい?、現在の国内における新型コロナ感染状況。神奈川県や東京都などでも新規感染者が1桁の日がある、と聞けば、それだけで大変有難いことですが、一方で、第6波は必ず来る、とも言われております。

 一気に何ごとも緩和するわけにはいかない、なんとも、日々の生活や行動のコントロール、チューニングが難しい昨今です。

 

 とはいえ時々の状況に機動的に対応し、「自粛でなく工夫!」の方針のもと、利用者さんにとっての大切な毎日をより楽しく、より充実して過ごして頂くのが、学園のモットーです。

 縮小や中断を余儀なくされていた各種日課やイベント、旅行などを復活していけることは、利用者さんにとっても職員にとっても嬉しいことです。色々工夫してやってみているつもりでも、やはり中止・中断を余儀なくされるものは多々あり、そういったものが、この間続々と「〇〇ぶり」に復活しました。

 

 一方で、師走の訪れとともに新変異株「オミクロン株」登場の報道が…。まだまだ予断を許さない状況下、第6波までの「束の間」になってしまうかもしれませんが、「1年ぶり」「2年ぶり」「久方ぶり」と様々な行事・イベントが続いた昨今の学園風景を、「活動の様子」コーナーに順次アップしていきます。ご堪能いただければと幸いです。

 

業務執行理事 國分 隆之

2021/12/11 23:27 | 広報委員会

2021年11月10日(水)

「10月から土曜日お休み」となったもの

 「愛の森コラム」と「活動の様子」に掲載している記事の多くは、以前もどこかに記したように思いますが、昨春、緊急事態宣言が初めて発令されたのを契機に、ご家族や関係者の皆様に、学園の近況をよりきめ細かくお知らせしようと考え、始めたものです。

 だいたい、毎回4~5本の記事と連絡事項などを、A4×4ページの紙面に凝縮し、当初はすべて郵送で、その後、普段からメールのやりとりをしている一部の関係者様へは、今夏より各担当から、PDF化したものをメールにて送信させていただいております。

 そのうえで記事ごとに分割して、必要に応じ微修正をしたうえで、HPにアップしている、という次第です。

 で、担当者から関係者にメールで送信するに際し、前回10月1日号は金曜日であったため、私から各担当に、「郵送の方には早ければ土曜日には着くので、メールの方もなるべく早めに送ってね」とのお願いをしたのですが…。

 

 そうしたらなんと、土曜日の郵便配達は10月からなくなった、との報道。そういえば以前そんな記事を読んだような記憶があった一方、まさに、その週末、某公共放送の大河ドラマで、前島密が「郵便制度作るぞ」とか力説していたこともあり、間の悪いことだなあ…、と(笑)。

 

 さて、郵便といえば、皆さん、お手紙・お葉書、どれくらい出されますか。私事ながら亡父(昭和一ケタ)は、よく手紙・葉書を書く人でした。一字一文に力を込めて、これでもか、というくらいの筆圧で、葉書なんて裏から読めるくらいと、母とよく笑いあったもの。

 安直ですがネットで検索してみると、「直近で手紙を書いた時期が5年より前、という方が半分以上」との調査結果が見つかりました…。さもありなん、と思うか、ここまできたか、とびっくりするか…。

 そういった現状と比べると、筆者は、割と手紙・葉書を出す方かもしれません。仕事での御礼や、季節のご挨拶、といったことが中心ですが。

 メール・LINE・ファクス等で済むことかな、と思う一方、手紙・葉書だと、行間も含め、色々な気持ちが伝われば、と思ったりもします。

 関係者にお送りする「お知らせ」であれ、HPにアップする各種の記事であれ、形式の違いはありつつも、学園を巡る利用者さんや職員の日々の気持ちが、より多く伝われば、と思う今日この頃です。

 

業務執行理事 國分 隆之

2021/11/10 21:25 | 広報委員会

2021年10月04日(月)

「福面」と「御鼻袋」、そして、「今様」は?

令和3年10月1日(金)

 

 以前は日々、日刊紙、業界紙、スクラップ記事等もマメに読んでいましたが、昨今は昔から家でとっている一紙+α程度。コロナ関係情報などは、学園スタッフがスマホに送ってくれるのをついつい頼り、購読している一紙も、最初の数ページをめくって済ませてしまうことすらある今日この頃です。

 そのようななか、先日、珍しく、「文化面」までたどり着くと…。

 

 「マスク」は言うまでもなく外来語なので、明治維新以降、西洋医学が本格的に入ってきてからかな、と考えるともなしに思っていましたが、あったんですね、江戸時代の日本にも…。

 まず、「福面」というのは、江戸時代の終わり、石見銀山での防塵マスクだそうです。

 遡って1830年頃、お公家さんが厠の臭いなどを避けるために用いたのが「御鼻袋」…。

 防塵、防臭、各目的にあった「素材」、「用法」があったようで、先人の知恵や工夫に、改めて感心致しました。

 

 翻って現在。巷には色々なマスク等が溢れております。

 不織布、布、ウレタンのマスクに、フェースシールドなど…。各々メリットデメリットがあるようですが、飛沫の吐出しや吸込みの対策には、不織布マスクがよい、というデータもあるようですので、改めてご紹介します。

 まだ当面は続くと思われる「今様」の「御鼻&御口袋?」とのお付き合い。毎日お世話になるものゆえ、どうしても「値段」が選択の決め手だった自身を振り返り、ときには、材質や品質を比較し、感染防御力、フィット感、肌との相性、なども含め、種類ごと、製品ごとに、検討してみるのもよいかな、と、江戸時代のマスクの記事を見て思ったのでした。

 

業務執行理事 國分 隆之

2021/10/04 22:02 | 広報委員会

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